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カーテンを“開けて暮らす”ための中庭計画ぜんぶ見せ|4.2m×約8m、壁×ルーバー×屋根×タイルでつくる「外のLDK」

ずっとレースを閉めて暮らすのは、もう卒業。
私たちが目指したのは「朝いちばんにカーテンを開けて、ためらいなく光を迎え入れる家」。
その答えが、コの字の中庭に投資して「視線は止める・光と風だけ通す」設計でした。

1. 背景──なぜ中庭に“かなり”力を入れたのか

新築の家で最初に諦めがちなのは、外です。
でも私たちの経験上、暮らしの満足度は“窓から見える景色”に強く影響されます。窓の向こうが「いつも開けていられる場所」なら、室内の印象は一段明るく、行動量も増える。だからこそ、家の中央に“開けておける景色”=中庭を置き、そこに面(壁)と線(ルーバー)を重ねて視線だけを切ることに全力投資しました。


  • サイズ:幅4.2m × 奥行約8m(=約10坪ちょっとのボリューム)。

  • 床:タイルテラス(掃除しやすさ優先)。

  • 屋根:タカショー/ホームヤードルーフⅡを2基。うち一方は天井を木目にして室内の延長感を演出。

  • スクリーン:壁+ルーバーで“見える/見せない”を調律。

  • ベンチ:L字を2台。あえて凹凸をつけ、「座る理由」を風景の中にちりばめる。

  • 植栽:外構工事に含めずDIY。季節を見ながら少しずつ足す方式で、手間も愛着も育てていく。


2. 基本思想──“視線の矢印”を止めて、“気配”だけ通す

中庭設計の最初の作業は、「視線マップ」づくりでした。
道路・隣家・来客動線からの矢印(視線)を図面上に引き、矢印がどの高さ
で、どの距離から飛んでくるのかを把握。対処はシンプルです。

  • 面(壁)で物理的に遮断:遠距離や2階窓からの視線はH=1600〜2000mmの“強い面”で断つ。

  • 線(ルーバー)で調律:近距離や歩行者の視線はピッチと角度でぼかし、気配だけ通す

  • 上からの視線は屋根と天井で受け止める:ルーフの軒と木目天井が“上方向の視線”を柔らかく吸収。

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