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また、会ったのう

おや、また場所を間違えたかと思ったか?
安心しろ、いつものワシだ。

ちょっとばかり気分転換にな、このダンジョンの「緑の階層」まで散歩に来たんだわい。

石壁ばかりじゃ、いくらドワーフでも目が乾くからな。
ここは湿気がすごくて、髭がいつもの三倍は膨らむのが悩みどころだが……。

テントの横に、前住人のなれの果てが転がっていてな。
最初は気味悪いと思ったが、こいつがまた聞き上手でな。
ワシがどれだけ本の解釈について熱く語っても、一度も反論したことがない。
まさに理想の友人と言えるかもしれん。

この辺りの水は、地上の沼よりもさらに深い緑色をしている。
最初は毒か何かかと思ったが、ただの藻が濃いだけだった。
試しに指を突っ込んでみたが、指が緑色に染まって三日は落ちなかったぞ。

……それだけだ。

ま、環境が変わっても、やることは変わらん。
本を読み、火を焚き、鍋を煮込むだけだ。
この湿った空気の中で吸うパイプは、石の部屋で吸うのとはまた違った「重い」味がする。


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