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パニック障害でつらかったのは発作だけじゃなかった



理解されない苦しさ


パニック障害になってから、
発作以外にもつらいと感じることがあります。

それは、
理解してもらえないことです。

夫は60代、私は50代。

子どもはいません。

夫は普段からパソコンに夢中で、
ほとんど2階にこもっています。

私がパニック障害やIBSで苦しんでいても、
症状について知ろうとしたことはありません。

どんな時につらいのか。

何が不安なのか。

どうすれば少し楽になるのか。

そんな話をした記憶もありません。


以前、車で移動中に発作が起きたことがありました。

突然、息苦しくなり、
動悸が激しくなり、
冷や汗が出てきました。

「少し車を止めてほしい」

そう伝えたのですが、
夫は「大丈夫でしょ」と言うように運転を続けました。

箱根のロープウェイで


皆んなが楽しいロープウェイも、
私には恐怖でしかありません


そんな私にも、
忘れられない出来事があります。

友達と箱根へ旅行した時のことです。

ロープウェイに乗ろうとした瞬間、
強い予期不安に襲われました。

逃げられない。

降りられない。


そう思った途端、
動悸が始まりました。

呼吸は浅くなり、
冷や汗が出てきます。

さらにIBSの腹痛まで重なり、
私は慌ててトイレへ駆け込みました。

個室の中で、
なかなか出ることができませんでした。

友達を待たせている申し訳なさ。

また、迷惑をかけてしまったという情けなさ。

そんな気持ちでいっぱいでした。


しばらくして、
なんとかロープウェイに乗り込みました。

帰るためには、
乗るしかありません。

恐怖でいっぱいでした。

すると友達は、
私の向かい側ではなく、
そっと隣に座りました。

そして何も言わず、
私の手に手を重ねてくれたのです。


温もりが私を落ち着かせてくれました


大丈夫?

頑張って。

そんな言葉はありませんでした。

ただ、
そこにいてくれました。


その温もりを感じているうちに、
少しずつ呼吸が戻ってきました。

景色を見る余裕が生まれ、
会話もできるようになりました。

苦しい時に差し出された手の温度って、ずっと心に残るんですよね。

冷たさも、優しさも。

薬だけじゃない支え



私はその時、
初めて知りました。

発作を落ち着かせてくれるのは、
薬だけじゃないんだと。

理解しようとしてくれる人がいる。

ひとりじゃないと思える。

その安心感が、
不安を小さくしてくれることもあるんだと。


いつも寄り添ってくれた存在


私の唯一の支えであり味方でした


そしてもうひとつ、
私を支えてくれた存在がいます。

愛犬です。

パニック発作で横になっている時。
恐怖で泣き出してしまった時。
不安で眠れない夜。
落ち込んで何もしたくない日。

愛犬はいつも、
私のそばに来てくれました。

言葉はありません。

病気の名前も知りません。

それでも、
私が苦しい時には、いつも寄り添ってくれました。

私を支えてくれた温もり


夫は、
私の病気を理解しようとはしませんでした。

もちろん、夫にも夫なりの考え方があるのかもしれません。

病気をどう受け止めればいいかわからないのかもしれないし、面倒なことから距離を置きたい人なのかもしれません。


でも愛犬は、

理由なんてわからなくても、
私の苦しさだけは感じ取っていたように思います。

だから私にとって、
あの子は家族であり、
心の支えであり、
かけがえのない存在でした。

パニック障害やIBSは、
症状そのものもつらい病気です。

でも、理解されない孤独もつらい。

完璧に理解してほしいわけではない。

ただ、

「つらいんだね」

そう受け止めてもらえるだけで、
救われる日があるのです。


おわりに


このnoteでは、
「いい大人でしょ」「いい年して」と一蹴されそうで言葉に出来なかった恐怖や寂しさ、不安、愚痴、嬉しかったことなどを正直に書かせていただいています。

これからも

* パニック障害になってからのこと
* できなくなったこと
* 少しずつできるようになったこと
* 愛犬に支えられた日々
* 再び旅に出られるようになるまで


について、正直に綴っていきたいと思います。

同じように悩んでいる方に、
「自分だけじゃない」と感じてもらえたら嬉しいです。




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