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AIは少し忘れる?――散らかした思考を最後に組み直す方法

最近、ちょっと変な遊びをしています。

AIへ完成された質問をするのではなく、短い違和感や思いつきを、少しずつ投げていく。

私は冗談で、これを「餌を投げる」と呼んでいました。

たとえば、

「なんか違うんだよな」

「もう少し面白くならない?」

「専門外の人でも眠くならない感じで」

そんなふうに、ポンと投げます。

すると、AI――私の場合はチャッピー――が、それを拾って返してくる。

少しズレる。

ときどき、

「お、そこへ行く?」

という答えも出てくる。

それを見ながら、また違和感や材料を投げます。

やっているうちに気づきました。

AIには、一発で正解を出させる使い方だけでなく、

一緒に試して、ズレながら近づいていく使い方

もあるのだと。

AIが「少し忘れた」ように見える

チャットを長く続けていると、最初に話していた前提が、現在の回答へ十分に反映されなくなることがあります。

人間のように記憶を失ったわけではありませんが、この記事では便宜的に「少し忘れる」と呼びます。

普通なら、不便です。

「さっき言ったじゃん」

「その前提、どこへ行ったの?」

となります。

でも、答えがまだ決まっていない探索型の作業では、その揺れが面白いことがあります。

初期の前提が少し薄れたり、こちらが違う言葉で投げ直したりすると、別の角度から答えが返ってくる。

それを見て、

「そこは違う」

「その方向は面白い」

「表現は使えないけれど、構造は使えそう」

と考え直します。

つまり、忘却そのものが思考を進化させるというより、

文脈の揺れと、こちらの反応が、次の探索材料になる

のです。

試す。

ズレる。

少し笑う。

また投げる。

この往復の中で、自分でも曖昧だった考えが、少しずつ言葉になります。

最後に「全部思い出させる」

では、散らかった対話を最後にまとめたくなったら、どうするのか。

当時の私は、

チャット履歴を全部渡して、最後に全部思い出させる

と考えていました。

正確には、AIが失った記憶を取り戻すわけではありません。

途中で生まれた材料を、改めて入力として渡し、全体を再構成してもらいます。

ただし、履歴を何も考えずに全部入れると、

採用しなかった案。

古い前提。

矛盾した指示。

雑談や重複。

まで混ざります。

そこで実際には、

残したい論点。

使いたい表現。

まだ解決していない違和感。

採用しなかった案。

を分けてから渡す方が使いやすい。

遊んでいる間は散らかしてよい。

最後に、必要なものを選び直して組み立てる。

ここが、この方法の本当のコツなのだと思います。

ここまででも十分遊べます。

ただ、

「なぜこれで形になるの?」

「自分でも再現するには、どうすればいいの?」

と思った方は、ここから先へどうぞ。

この先では、この使い方を、

探索する時間と、統合する時間を分ける方法

として整理します。


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この記事は、私自身の経験と思考をもとに、生成AIとの対話を通じて探索・再構成した記録です。いただいたお気持ちは、次の寄り道の燃料としながら、生成AIと人間の共創の研究をさらに深めていきたいと思います。