伝えることで見えたこと― 骨盤帯の講義を通して気づいたこと
こんにちは。
心と体の声を聴くセラピストの一柳成美です。
先日の五木田塾では、骨盤帯についての講義を担当させていただきました。
今回はその内容と、講義を通して自分の中で起きた変化について書いてみます。
講義でお伝えしたこと
今回のテーマは『骨盤帯を診る』
〜腰椎・骨盤・股関節の関係性〜

骨盤帯は、体幹と下肢をつなぐ重要な場所です。
腰椎・骨盤・股関節を知ることは、人の動きを学上でとても大切な内容になります。

講義の中で、
・それぞれの解剖学
・機能学的視点
・成美の視点
という形で話しさせて頂きました。
それぞれの解剖学

実際に骨模型を見せながら説明をしていきました。頭の中で想像するだけなく、実際に実物を見ることで立体感などをイメージしやすくなります。

女性は子宮や卵巣があり、また妊娠時に子供をお腹で育てるため、骨盤ってよく見るとこんなにも性差があるんです。
ただ性差がある。ではなくなぜ性差があるのかを知ることがとても大切でもあります。
機能学的視点
それぞれの解剖学を知った後に実際にどのような機能があるのがをお話しさせて頂きました。

腰椎と骨盤の連動を見る検査でもある『腰椎骨盤リズム』について。
腰痛が生じるメカニズムを知る上で、どんな連動をしているのかをお伝えしました。

腰椎骨盤リズムに限らず、大腿骨盤リズムについても説明しました。
股関節機能低下や機能回復のためにも、この動きを知り、臨床に結びつけることも大切です。
成美の視点
ここで私は普段の施術でも大切にしている
「骨の動きで体を見る」視点で動いてみました

実際に腰椎骨盤リズムの動きを骨盤模型にて説明

股関節に乗る…とはどんな状態なのか…の説明
実際に、普段皆さんの体を見ている時の骨の動きを皆さんに共有させて頂きました。
知識を「動き」に落とし込む
講義で話させて頂いた内容をもとに、午後からは実際に体を動かしながら確認していきました。


ここで大切にしたのは
「形」ではなく「イメージ」を持ち動くこと
例えば
・骨盤はどう動いているのか
・股関節はどうはまっているのか
・腰椎はどこまで関わっているのか
そんなことを考えながら動いて感覚を共有していきました
実際に動いてみると「あ、こうつながっているんだ」そんな発見がたくさんありました。
知識として理解していたことが、体の中でつながる感覚。
ただ知っているだけではなく、実際に動いて共有することで理解がさらに深まったように感じます。
伝えてみて感じたこと
今回の講義のために、かなりの量のスライドを作りました。内容を整理していく中で、ずっと頭の中にあったのが「これで本当に伝わるのか?」という感覚でした。
知識としては正しい。
でも、それだけでいいのか。
そんなモヤっとした感覚がありました。
そして実際に講義をしてみて、その理由が少し見えた気がしました。
それは知識をどう活かすのかということです。
教科書の知識や研究データは、体を理解する上でとても大切なものです。
でも、それをそのまま「正解」として当てはめてしまうと実際の体の動きとズレることがあります。
同じ動きでも人によって使い方は違う。
同じ関節でも状態や背景は違う。
だからこそ、知識を「知る」ことと、体の動きを「見る」ことの間には少し距離があると感じました。
そしてその距離に気づいたとき「あれ?なんか違うな」という違和感が生まれます。
そしてこの機会をきっかけに思いました
その違和感こそがとても大切なんだと。
なぜ違うのか。
何が起きているのか。
そこに向き合うことで、はじめて理解が深まっていく。
またの参加者の方々とこの内容を共有したことで、自分の中で改めて大きな気づきを得ました。
それについては次の記事で書いてみようと思います。
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これからも、心と体に向き合う中で感じたことを、丁寧に届けていきます。