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コップ一杯のミルク


№797 今回紹介するお話

ここではネット上やnewsなどで話題になった涙話などをYouTubeなどでアップされている動画と共に「涙が出るほどいい話」として記事にしています。

今回紹介するのは、ご存じの方は多いかもしれません。
アメリカの婦人科医ハワード・アトウッド・ケリー氏(1858-1943)の実話になります。

若き日のケリー氏が貧しさから医者の道を諦めかけた時、ある少女が差し出した一杯のミルクに救われました。
その後、その少女が重い病気になった際に、自分が院長を務める病院で最高水準の治療を無償で提供したという、恩返しのお話になります。


内容

ハワード・ケリーは食べる物にも事欠く貧乏医学生で、雑誌の定期購読を売り込む訪問販売のアルバイトをしていました。

昔はそんなふうにして雑誌を売っていたのです。

足を棒にして歩いても、なかなか売れませんでした。

ある日のこと、空腹のあまり倒れそうになりました。

でも、ポケットにはお金が数セントしかありません。

やむにやまれず、ハワードは次の家で何か食べ物を分けてもらおうと決心しました。

ところが、玄関先に出てきたのは自分と同じ年頃の女性でした。

彼は恥ずかしくなって、空腹でつらいとは言い出せず、のどが渇いたので水を飲ませてもらえませんか、と頼むのがやっとでした。

でも、若いセールスマンの様子を見た女性は、「おなかが空いてるんじゃないですか?」と気づかって、よく冷えた新鮮なミルクを飲ませてくれました。

ミルクを飲んで生き返ったハワードは、感謝の気持ちでいっぱいでした。

お礼を言ったあとで、おそるおそる「いくらお支払いしたらいいでしょう……」とたずねました。

「何を言ってるんですか、そんな必要はありません。お金を受け取ったりしたら親に叱られます。いつも、人に親切をするときは見返りを求めたらいけないと言われていますから」

「ご親切に心から感謝します」と、もういちどお礼を言ってハワードはその家をあとにしました。

ミルクで元気が出ただけでなく、世の中には親切な人がいることを知って勇気づけられました。

じつはそのとき、ハワードは医者になる勉強はあきらめて、何でもいいから仕事に就こうと思いかけていたのです。

でも、親切にされたことで勇気がわき、がんばって勉強を続けようと決意を新たにしたのでした。

それから何年もの時間が経ちました――。

あの親切な女性が、突然重い病気になりました。

かかりつけの医者が手を尽くしましたが、治すことはできませんでした。

女性は救急車で大都市の病院に運ばれたのですが、なんとその病院の院長がハワード・ケリー医師だったのです。

ハワードはすぐに、あのときミルクを飲ませてくれた女性だと気づきました。

ハワードは担当医を通じて彼女の病状を見守り、最大限の治療ができるよう配慮しました。

幸い、病気は完全に治りました。

退院の日、ベッドサイドに病院からの請求書が届けられましたが、彼女は怖くて金額を見ることができませんでした。

長期にわたって高度な治療を受けたのだから、かなりの高額に違いありません。

残りの人生は治療費の支払いに追われることになるでしょう。

ようやく覚悟を決め、封筒から請求書を取り出すと、請求額は二重線で消され、その下にはこう書かれていました――

「ミルク一杯で支払い済み。病院長ハワード・ケリー」

※転載元 Peace Storiesコップ一杯のミルク

お断り

このお話はネット上の至る所(個人ブログ、まとめサイト他)で掲載されており、サイトによっては多少内容の異なる箇所があるかと思います。


動画

このお話を元に作られた動画がありましたので紹介します。

(2ch)ひまつぶしチャンネル『LAN』

(2ch)泣き笑いほっこり『LAN』

この話を元にタイの携帯電話会社がCMを作りました。
TOMOJIRO TV


さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。

なお、掲載している見出し画像は いらすとや 様、みんちりえ様から素材を頂いて作成しました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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