しんせつ食堂
№498 今回紹介するお話
ここでは2ちゃんねる(現5ちゃんねる)等の掲示板や話題になった涙話をYouTubeなどでアップされている動画と共に「涙が出るほどいい話」として記事にしています。
今回紹介するのは、中学生の頃に立ち寄った片田舎の食堂で親切にしてもらったということを綴った女性の投稿です。
投稿時期に関して
過去ログ(いい人・やさしい人のお話 16)、まとめサイト①、まとめサイト②に掲載しているものから2009年7月25日、2012年9月4日の投稿を確認しましたが、違っていたらごめんなさい。
このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。
投稿内容
レスポンス含め掲載いたします。
女性の投稿部分は太文字にしています。
862: 1/3:2009/07/25(土) 01:09:47 ID:IQ8H5GBK
中学生の頃、兄が荒れていて、家にいると辛いことが多かった。
母が気晴らしに旅行に連れて行ってくれたけど、平和な外にいると家に帰るのが辛くて、少しでも長く現実から逃避したく、新幹線で帰る母と別行動で鈍行で帰ると言い張った。
京都~東京間を鈍行で帰ろうとしたんだけど、東京在住の中学生には地方の交通事情が分からず、気がつけば終電で、長野の山の中の小さい駅に一人取り残されていた(無人駅だった)
「行けるところまで行って、終電から始発までの数時間はコンビニかファミレスにいよう」なんて軽く考えていたので、9時には電車がなくなるとか、駅前にコンビニどころか交番もないとか、予想しておらず途方にくれた。
駅前には民家にしか見えない食堂みたいなところがあって、飲み会かなにかしているらしい他にはお店も何もなかった。
駅にしばらくいたけど、怖いしお腹はすくしで、びびりつつ食堂に入った。
食堂では地元の少年野球チームの保護者の大人たちが飲み会をしていて、正直かなり恥ずかしく、半泣きになりながらうどんを頼んだ。
おばさんが不審がって事情を聞いてきたので、一人旅の最中で、電車の時間をきちんと調べていずに終電になってしまったと話した。
そしたら、少年野球チームの人たちが心配してくれて、皆を送るためにお酒を飲まないでいたという男の人が電車のある駅まで送ってくれるという話になった。
もちろんびっくりして断ったんだけど、誰かの家に泊まるか(皆私くらいの子がいるらしかった)送っていってもらうかどっちかにしなさいと言われて、同い年の子に奇異の目で見られるのもつらかったので送ってもらうことにした。
今考えると、相手がいい人たちでよかったと思うしかない。
863: 2/3:2009/07/25(土) 01:11:28 ID:IQ8H5GBK
送ってもらう途中の車内で、運転席のおじさんが、自分にも中学生の娘がいるって話をした。
現実逃避であって家出ではなかったし、一人旅とは言ったんだけど、まあ普通は家出と思うだろうし、親とうまくいかなくて家出してきたのかと思われたらしかった。
「うちにも中学生の娘がいて、最近は難しい年だからうまくいかないこともあるけど、うちの娘がどこかで困っていたらと思うと親だから心配だし、自分が駆けつけられないなら近くにいる人に助けてもらってほしいと思う。
おたくの親御さんも同じように思っているだろうから、これは人の親としての義務であって、だから感謝はしなくていいから無事に帰りなさい」
みたいなことをちょっとずつ一生懸命話してくれて、食堂のおばさんが作ってくれたおにぎりをもらって駅で別れた。
私が駅に入っていくまで車は駅前に停まってた。
送ってもらった駅からの終電と地元の駅からの終電が重なる駅まで父に迎えに来てもらって、うちは車がないので、そのままそこの駅前のビジネスホテルで久しぶりに父と寝た。
そのあとお礼の手紙は送ったけど、行く勇気がなくて行けずにいる。
でも、このことがあって、家の中は相変わらずだったけど、自分も誰かに親切にできる人になりたいと思った。
席を譲るとか荷物を持つとか具合が悪そうな人に声をかけるとか。
864: 3/3:2009/07/25(土) 01:15:47 ID:IQ8H5GBK
で、この間、新幹線に乗った。
私は東京からだから数本見送れば混む時期にも座れる。
座っていたら途中で混み始めて、赤ちゃんを連れた女の人が困っていたので席を替わった。
そのあとその人の旦那さんが指定席に席が取れたと言いにきて、二人は移り、私は席に戻った。
しばらくしてわりと空いてきた頃、親子の二人連れが乗ってきたけど、二人並んで座れる席がないみたいでばらばらに座ろうとしてた。私は二人がけに一人だったので、声をかけて他の席に移って、そこで寝てしまった。
しばらくしたら目が覚めたんだけど、隣にいたおじさんが心配そうに、
「降りる駅はどこですか?今○○を出たところです」
と訊いてきた。
降りる駅は終点近くだったし、着く時間に合わせてアラームをセットしてあったから寝こけていたんだけど、おじさんはそれを知らないので心配してくれてたらしい。
「さっき赤ん坊を連れた女性が来たとき、自分は勇気がなくて声をかけられなかった。あなたはとても疲れているみたいなのに(前日徹夜だったから、疲れた寝顔だった模様…)はじめは席を譲って立っていたし、今度も親子に席を譲って狭い席に来た。親子はとても喜んでいて、特に子供は窓の外が見れて嬉しそうだった。いい人がいると思って、自分も何かしたくなった。自分は終点まで行くので、着いたら起こします」
と言ってくれた。
なんというか、親切な気持ちっていろんな人の間で回ってるんだなと思って、私もその輪の一人だと思って、駅で降りて泣いてしまった。
褒められて嬉しいとかじゃなくて、なんかありがたかった。
そのうちあの食堂に行きたい。
長文乱文申し訳ありませんでした。
865: おさかなくわえた名無しさん:2009/07/25(土) 02:10:53 ID:P9dnsIWF
すごく良い話だった。
私最近、ついてないとか良いことないとか思ってたけど
自分の行いが悪いのかなと思えてきた。
866: おさかなくわえた名無しさん:2009/07/25(土) 02:15:42 ID:TWrYVDMT
邪な心情は連鎖する。この世はとかくそればっかりが目につくけれど
良心もまた連鎖し伝播し得る。あなたはその一翼を担う存在だ
是非、その心を保って欲しい。その食堂に顔を出して、「ありがとう」って言って欲しい
そこにまた、人の良心の輪が生じるはずだから
867: おさかなくわえた名無しさん:2009/07/25(土) 05:07:13 ID:cbausBe8
最初の方は駄目でも最終的に勇気を出したおじさんも立派だなあ
勇気も伝播するものなのかもしれない
870: おさかなくわえた名無しさん:2009/07/25(土) 12:56:37 ID:ep01LOfU
あなたが無事に暮らしていて、しかもそういう大人になってると知ったら
おじさんや食堂にいた人達はきっと、すごく安心して喜んでくれるだろうなあ
早目に行けるといいね
871: おさかなくわえた名無しさん:2009/07/25(土) 15:31:02 ID:zml6uE12
本当にいい話をありがとう。
食堂になかなか行けなければ、手紙を出すのも手かもしれない。
iタウンページと地図サイトで調べれば住所店名はわかるだろうし、
田舎だったら「○○駅前の食堂」で届くこともある。
みんなのコメントも素敵だ。
いちゃもんつけたりほとんど関係のない雑談をするようなことなく
久々にこのスレらしいいい雰囲気。
********それから3年後********
228: おさかなくわえた名無しさん:2012/09/04(火) 00:28:35.06 ID:nLO7fiat
以前このスレに書き込んだことがあるんだけど、そのことでお礼を言いたくて来ました
「いい人・やさしい人のお話 16」の862-864が私です
レスをくれた方たちに励まされて、あの少し後に、あの日お世話になった食堂にお礼に行ってきました
お世話になった店長ご夫婦はいなかったけど、お店にいた人が伝えておいてくださるとのこと
当時励ましてくださった方々、本当にありがとうございました
229: おさかなくわえた名無しさん:2012/09/04(火) 01:33:31.55 ID:I8Hy+oNG
良スレ。
読んでいる内に自分を顧みて凹んだ。
よくよく思い出してみれば自分はこれまで沢山の人たちからの厚意に与りながら人に何かをしてあげたってことがほとんど無かった。
性根を入れ換えないかんな。
YouTube
このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。
ニコるん様
さいごに
私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。
しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、AIPICT様、イラストAC様から頂いています。
最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。
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