効かないクスリ
テーマと演出のピントが合っていて強い。
若い子たちがクスリを打つとこばかりで単調になりがちな良くあるハナシ、共感できず引いてしまいイマイチ乗れないが、母親のダイエット・ピル中毒を併せたところがひと味違う。
彼女がピル中毒になっていくさまは、エレン・バースティンの名演によって堪え難いほど痛々しい。
ラリってるとかそういうレベルではない。
気をつけないとこうなりますよ、生きているだけでも儲け物ですよ、若い子たちの末路からそう受け取ることもできる。
ただ、母親の場合は違う。
彼女はダイエット・ピルで中毒を引き起こす前からダウナー状態だったのではないか。
もう既に耐えきれない状態だったのだ。
若い子たちのエピソードは教訓、母親のエピソードはレクイエム。
彼女の変わり果てた姿をみて嘆き悲しむ友人たちの存在が救い。
2007-8-20
レクイエム・4・ア・ドリーム/ダーレン・アロノフスキー
Requiem For A Dream
2000
Director : Darren Aronofsky
Writers : Hubert Selby Jr., Darren Aronofsky
Composer : Clint Mansell
Cinematographer : Matthew Libatique
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