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ヒュウガトウキの栽培方法|宮崎の畑で10年育てた経験から

ヒュウガトウキを飲んでいると、自分でも育ててみたくなる方がいると思います。私もその一人でした。

宮崎に住んでいるという地の利もあって、畑でヒュウガトウキを育て始めてから10年近くが経ちます。うまくいったこと・失敗したこと・育ててみてわかったこと、全部正直にお伝えします。

まず知っておいてほしいこと

ヒュウガトウキは育てるのが簡単ではありません。

宮崎・大分の限られた地域にしか自生しないという事実が、その難しさを物語っています。特定の気候・土壌・環境でなければうまく育たない植物です。

「気軽に家庭菜園で育てられる」というものではありませんが、適切な環境と丁寧な管理をすれば育てることは可能です。育てることで、飲んでいるヒュウガトウキへの理解が深まりますし、植物自体に愛着が湧きます。

ヒュウガトウキの基本的な特徴

栽培方法を理解するために、まず植物の特性を知っておく必要があります。

【成長サイクル】
ヒュウガトウキは多年草ですが、3年サイクルの植物です。1年目・2年目は葉と茎が成長し、3年目に花が咲いて結実し、その後親株は枯れていきます。同じ場所で子株が育ち、これが次の世代になります。

草丈は大きくなると1.5〜2メートルほどになります。セリ科の植物らしい、白い小さな花が傘状に咲きます。

【自生環境】
宮崎県北部から大分県南部の山間部、日当たりのよい林縁の岩場などに自生しています。この環境の特徴を理解することが、栽培の基本になります。

適した環境

【気候】
宮崎・大分の山間部の気候に近い環境が理想です。高温多湿に比較的強いですが、真夏の強烈な直射日光は避けた方がいいです。宮崎で栽培している私でも、夏の日差しが強い時期は日よけを工夫しています。

寒さにも一定の耐性がありますが、霜が降りる地域では冬の管理に注意が必要です。

【土壌】
水はけのよい土を好みます。粘土質の土では根腐れを起こしやすいです。砂質で有機物を含んだ土が理想的です。

市販の培養土に赤玉土・腐葉土を混ぜたものを使うとよいです。pH6〜7程度の弱酸性から中性の土が適しています。

【日当たり】
半日陰が理想です。自生環境が「日当たりのよい林縁」ということからもわかるように、強烈な直射日光より木漏れ日程度の明るさが向いています。午前中は日が当たり、午後は日陰になるような場所が最適です。

【場所】
水はけと風通しのよい場所を選んでください。ジメジメした場所は根腐れや病気の原因になります。

種まき・苗の植え付け

【種から育てる場合】
ヒュウガトウキの種は鮮度が重要です。収穫したての種を使うと発芽率が高くなります。種は基本的に発芽率が低いことがあるので、多めにまくことをおすすめします。

種まきの時期は秋(9〜10月)が適しています。種を培土に浅くまいて、乾かさないように管理します。発芽まで2〜4週間程度かかります。ただ、経験上どういう理屈かわからないのですが、芽が出なかった種をそのままにしておいて、翌年同じ時期に芽を出す事もあります時期に

発芽率が100%ではないことが多いので、失敗してもくじけないことが大切です。私も最初の年は発芽がうまくいかず、翌年また挑戦しました。

【苗から育てる場合】
苗が手に入る場合は、春(3〜5月)か秋(9〜10月)が植え付けに適しています。

植え付けの際は根を傷つけないよう丁寧に扱ってください。ヒュウガトウキは根を傷めると立ち枯れしやすいです。植え付け後はしっかり水やりをして根付くのを待ちます。

日常の管理

【水やり】
土が乾いたらたっぷりと与えます。ただし過湿は根腐れの原因になるため注意が必要です。「乾いたら水をやる」が基本です。

夏の乾燥期は朝夕の水やりが必要になることもあります。反対に梅雨の時期は自然の雨で十分なことが多いです。

【肥料】
あまり肥料を与えすぎると徒長(茎が細く間延びした状態)しやすくなります。考え方次第ですが、私は最近は肥料を与えてはいません。

与えるとしても春・秋に緩効性の有機肥料を少量与える程度で十分です。化学肥料より有機肥料の方が植物本来の成分バランスを保ちやすいと感じています。

【雑草管理】
雑草が多いと養分・水分を取られます。定期的に除草してください。自然に近い環境で栽培する上でマルチはできるだけしないのがこだわりです。ただ、草の管理は大変だと思うのでこの辺は人それぞれだと思います。

【病害虫対策】
アブラムシ・ハダニなどが発生します。特に芽を出した時に寄ってきます。発見したら早めに対処します。無農薬で育てたい場合は、木酢液の希釈液を散布する方法があります。私は農薬を使わずに育てています。

収穫

【葉の収穫】
葉は春から秋にかけて収穫できます。特に春の若葉が風味がよく、成分も豊富とされています。宮崎では4月から5月頃が葉の状態が最もよい時期です。

収穫は葉が十分に展開したタイミングを狙います。若すぎると量が少ないです。株を弱らせないよう、一度に全部の葉を取らず、少しずつ収穫することをおすすめします。

【根の収穫】
根は3年目の秋が最も成分が豊富とされています。3年目に花が咲く前後の時期に根の成分が凝縮されます。

ただし根を収穫すると株が終わりになります。子株が育っているのを確認してから収穫することが大切です。

収穫後の処理

【乾燥】
収穫した葉は洗って水気を切り、乾燥させます。天日干しか、風通しのよい日陰でゆっくり乾燥させる方法があります。

高温で急激に乾燥させると成分が変化することがあるため、低温でゆっくり乾燥させることをおすすめします。これが商品の苦味に影響することを生産者さんから教わってから、乾燥の丁寧さが品質に直結することを実感しています。

【保存】
乾燥後は密閉容器に入れ、直射日光・湿気を避けて保存します。品質を保つため、なるべく早く使い切ることをおすすめします。

育ててみてわかったこと

自分で栽培してみて、生産者さんの苦労がよくわかるようになりました。

手間がかかる植物であること。環境を整えることの難しさ。収穫から乾燥・加工まで、品質を保つために必要な工程の多さ。

これらを実感してから、品質にこだわった商品の価値が本当の意味で理解できるようになりました。安い商品を選ぶより、産地・栽培・加工にこだわった商品を選ぶことの重要性を、栽培者の立場からも実感しています。

私は育てる楽しさのために栽培を続けていますが、飲む用の商品は日向当帰再生保全会のものを購入しています。品質管理された商品と自家栽培では、安定性が全然違います。

まとめ

・水はけのよい土・半日陰・風通しのよい環境が基本
・過湿・強い直射日光は根腐れ・枯れの原因になる
・3年サイクルで花が咲いて枯れる植物
・葉の旬は春(4〜5月)・根の収穫は3年目の秋
・低温でゆっくり乾燥させることが品質を保つコツ
・育てる楽しさはあるが飲む用は品質管理された商品がおすすめ

👉 日向当帰再生保全会

【書いた人】
宮崎在住55歳。高血圧をきっかけにヒュウガトウキと出会い、1ヶ月で血圧が20下がった体験から10年間毎日飲み続けています。自分でも畑で栽培しながら、日向当帰再生保全会の商品を愛飲中。お酒も飲む普通のおじさんが、体験を正直に書いています。

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