見出し画像

なぜTurnstileは特別なのか

Turnstileがなぜ、
あらゆるジャンルの壁を打ち破って世界のハードコアシーンを牽引する特別な存在になったのか、
僕なりの持論がある。

前作のGLOW ONしかり、
6月6日リリースのnew albumから先行リリースされた"NEVER ENOUGH"しかり
一貫してBrendanのリリックは自己との向き合い方、生きるとはなにか、愛とはなにかをひたすら自らに問いかける。喜怒哀楽を聞き手にぶつけるのではなく、その気持ちをむき出しに吐露する。
それは、力強く声高に異議を唱え、時に反旗を翻すことを一つのスローガンとしているタフガイ的価値観から一線を画している。

要するに彼のメッセージは"強い漢で在れ!!"じゃなくて、"僕は弱い!!なぜだ!!"なのね。

Brendanは見ての通りとても物静かなタイプの人で、ステージでf**kとかsh!tとか決して言わない。そのsoftboyな立ち振る舞いと服装、なのに脱いだら超ガチムチお兄さんなところとか、ギャップの塊でしかない。

"NEVER ENOUGH"の一節、
- In the right place
At the right time
And still you sink into the floor
It's never enough
It's never enough
It's never enough love
(正しい場所、正しい時間にいるのに
それでも君は床の底に沈んでいく
どうしても足りない
どうしても足りない
どうしても
愛が足りない)

もしTurnstileがパブリック・イメージ通りのハードコアバンドだとしたら、"正しい場所、正しい時間"にいないことに疑問を呈し、"沈んでいく"んじゃなくて"立ち上がる"ことを歌い、"足りない愛"じゃなくて"溢れかえるヘイト"を叫ぶはずなのに、
Brendanはさまざまな葛藤に対して答えが出せない自分、あるいは聴き手の気持ちを歌にしている。
その姿に心を打たれているのは僕だけじゃないはずだ。

みんなはどう思う??

いいなと思ったら応援しよう!