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キャトルイルミネーション、毎週ショートショートnote、412文字



キャトルミューティレーションが宇宙人の仕業ならば、と牧場主は考えた。

気持ち悪いものは、嫌われる。
牛を派手に光らせたら、宇宙人も近づかないのではないか。

彼は自分の牛にイルミネーションを巻きつけた。

一方、宇宙人は、また我々のせいにされていると溜息をついた。
牛は自然死しているだけだ。
だが、人間は何でも宇宙人のせいにする。

「なら、いっそ本当に食ってしまおう」
どうせ疑われるなら、実を取るべきだ。

宇宙船は牧場へ向かった。

そこには、光る牛がいた。

我々への捧げ物のつもりかと宇宙人は息を呑んだ。
自分たちを恐れ、媚び、牛を飾り立てる人間。
牛も、人間も、なんと哀れな。

だから、宇宙人は善意で、光る牛を宇宙一うまい牛に突然変異させた。これで牛も人間も、幸せだと。

その夜、牧場に現れたのは牛に似た怪物だった。

人間は叫び、逃げ惑い、自分たちの浅はかな発想を呪った。
宇宙人は良いことをしたと飛び去る。

地球に残されたのは、牛の魔獣が暴れる悪夢だった。

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