フォーク神様(410字)毎週ショートショートnote

本物の悪魔が集まる西洋悪魔会は、日本への悪魔の派遣を決めた。それまでは、世界中で日本にだけ悪魔はいなかった。
日本という国には、八百万の神が存在する。
悪魔が神に対抗しながら、人間の心を荒ませて生きていくことができるか危ぶまれていたからだ。
日本は詐欺なども少なくみんな和気あいあいと暮らしていた。
悪魔は、日本で生活できた。
詐欺や弱者に対するいじめなどが横行するようになった。
悪魔は、ピッチフォークという三叉の武器を常に持っている。日本にやってきて、100年が経ち、そのピッチフォークに、つくも神が宿った。
「悪魔は、堕天使なんだろ。もともと、天使だった。人間を不幸にして罪悪感はないのか?」
ピッチフォークは、あらゆる形で悪魔に語りかけた。
「人間の怒った顔や泣いた顔を見るのと、笑顔を見るのとどっちが気分がいい?」
ほんの少しずつ、悪魔の心は変わり、気がつくと、皆、天使になっていた。
そして、日本は昔のように平和な国になった。
たらはかに(田原にか)さんのお題で書きました。
