立花隆『ぼくはこんな本を読んできた』について考える 9.”知りたい”欲求
「こんな本を読んだ」の番外篇として、立花隆の『ぼくはこんな本を読んできた』からいくつかのテーマを選び、それらについて考えています。
この本を選んだ理由は、「知の巨人」と呼ばれた立花隆が。「知」をどうとらえていたかを明らかにしたかったからです。
今回は、「”知りたい”欲求」
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9.”知りたい”欲求
【結論】知識はつねに更新される。
*今回は、文春文庫 1999年3月10日第1刷 60~63ページです。
このシリーズの第六回(⇒こちら)から始めた『<人類の知の総体>への挑戦』の最後となります。『最先端の仕事に興味 - ”知りたい”という欲求に動かされ』とタイトルがつけられています。
立花さんはつぎのように語っています。
<あらゆる領域にわたって人類の知の総体というのは、いま一体どれくらいの広がりを持っていて、各領域の最先端で仕事をしている人たちが、どういう関心を持って、何を知ろうとして日々やっているのかという、私はそこにものすごい興味があるわけです。>
<私はこの辺はちょっと探りを入れてもうちょっと知りたいと思う領域にひっかかると、つまらない仕事でもひきうけて、その仕事を口実にして、その領域を一生懸命勉強するということを繰り返しているわけです。>
<本当に人間というのはとにかくより多く知りたいという欲求に衝き動かされて生きているわけです。そういう個々人のの欲求が人類の知の総体というものを日々に拡大しているわけです。>
立花さんは、知の総体が拡大するにつれて、個々人の守備範囲が細分化されてしまう。しかし、それらについてインテグレーション(統合)が伴っていないことが問題であるとしています。
最後につぎのようにしめくくっています。
<一人一人が現在の人間の知の総体がどういう方向に発展しつつあるかということに広く関心を持つことこそが、現代におけるもっとも有意義な読書活動ではないか>
このあと本書は、独学や書斎・仕事場について論じ、自身の読書体験へと続きます。
本書の読書論は一応ここで終わっていますので、今回で私の考察も終わりとします。次回は、まとめと全体的な感想についてです。
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すみません。今、体力がなくてお返しのスキができておりません。ご了承くださいませ。
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