出産レポ(初産婦、普通分娩、約9時間)

そんなに面白くはないですが、自分のための記録も兼ねて出産レポ。

特に問題のなく、初産婦の平均よりもスピーディーな出産でした。が、
無痛分娩希望だったけど結局自然分娩になったのがハイライト☆

24時間無痛対応ではない病院で、昼間の時間じゃないと麻酔できない中、早朝の出産になったため。
そのリスクは承知の上だったけど、病院からの説明では「あなたは初産婦だし、そんなに速くお産が進んで、麻酔が間に合わない!ってことはあまり無いと思う。なおかつ朝の8時〜夜の20時くらいであれば麻酔できるし、大丈夫だと思うよ。やっぱりたまに夜間になっちゃって麻酔出来なかったという人もいるけど少数だよ」と院長から説明を受けていたのだが…

せっかく東京都の無痛分娩助成金の対象病院にしたのに〜。後日、夫に「10万円浮いたと思おうよ」って言われたけど、「いや無痛やっても無償化で課金無しだから、うちの家計的には何も浮いてない。」ってなったw

でも、無痛分娩をしたことがないからわからないけど、自然分娩もそれはそれで悪い思い出にはなりませんでした!


では、出産前日から。

■破水
夜中3時くらい。
トイレに起きて便器に座ると、バシャッと、尿じゃない何かが出た気がした。
うーん勘違いかな?と思いもう一回寝ようとして数十分経ったが(これが正常性バイアスってやつか…)、いややっぱり病院に電話してみようと思い夫を起こす。
一回病院来てくださいと言われる。
アワアワする夫と違い全く焦らない私。ここで「破水セット」を取り出す。
友人Aに、「私は破水だったんだ、お守り程度で買っておいた破水セットが役に立ったんだ」という話を聞いた数日後、友人Bに「破水セット、使わなかったからあげるよ」と言われ、もらっていた。
正直「陣痛いつ来るのかな」とばかり思ってしまっていて、破水スタートになる可能性をなぜかあんまり考えていなかったので、友人A、友人Bにめちゃくちゃ感謝。

病院でも破水ですねと言われ、夫は帰宅。入院になり、私は狭い個室みたいなところに通された。

この時点でお腹の痛みは、じーっと静かにしてないとわかんないくらいの痛み程度で、10分間隔のときもあれば15分以上空くときもあった。
パラマウントベッドの使い方がわかんなくてテンパってた。

■バスに励まされる
「これからどうなるんだろう」と個室で1人思っていると、バスの停車音が聞こえてきた。
私の家の近くを走っているのと同じバスが、この病院の真ん前にも停まるので、「いつものバスだ」と安心した。
私にとっては人生の節目となる1日になるだろうけど、いつも通り出勤していくサラリーマンとかにとっては、よくある普通の1日だよな。あのバスに乗ってるんだな。と思うと元気が出た。

■少しずつ陣痛が来る
朝ごはんも昼ご飯も余裕で食べたし、午後はなんなら暇でnoteも更新していたり、Kindleを読んだり、痛みの合間にウトウト寝たりしていた。18時の晩ご飯のときには結構お腹が痛いなあと思いながら、休み休み完食した。
他の人のお産の、痛い!!みたいな叫び声が聞こえてきて、私もああなるのかなぁと思う。

21時くらいにはLINEも返せないくらい余裕がなくなったが、今後の段取りが見えなすぎてナースコールで聞いてみた。次のステップとしては「5分間隔くらいになったら呼んでください、診てもらいます」と言われる。「でも多分明日の朝になってから促進剤かなぁと思います」と言われる。ここから最低でも明日の朝までこのレベルの痛みを我慢するのか?長すぎる!!と思って、ここでかなり心が折れてシクシク静かに泣いた。

数時間耐えたあと、日付変わって0時くらい?また段取り明確にしたくナースコールをした。
「夫が立会に来て良いのはいつですか?」→7,8cmになってからです
「無痛分娩の麻酔はいつするんですか?」→先生が診てから決めます(ここの回答がかなり「濁された」感があり、「あっ多分麻酔間に合わないかも。私無痛分娩できないかも」と、なんとなく察する)

「痛みが強くてどうしたらいいのかわからない」という要件でも数回ナースコールをした。
私は人に聞くのが苦手だ。例えばお店でも店員さんに話しかけるのが苦手、聞けば良いことを自分で調べたりしてしまう。
さすがにそれを卒業できた。遠慮なくナースコール。
一緒に呼吸法をやってくれただけでもだいぶ良かったし、
バランスボールを貸してくれたりもした。ベッドに座りながらバランスボールを抱きかかえてみたりした。結局これはしっくり来なくてすぐやめたw

■音楽の力
あとは、「音楽でも流しましょう」と言われてオルゴールの音楽を流して去っていった助産師さんがいて、「音楽?!なめんじゃねぇ」と思った。背中を擦ったり、いきみ逃しに良い姿勢を教えてほしかったのに、音楽流されても無力すぎると思った。
だがしかし!!これが効果あった。多分、気持ちが痛みに100%集中していたのが、あっホール・ニュー・ワールドじゃん、私ディズニーの中でアラジンが一番好きなんだよな〜っていう思考が10%くらい発生するので、痛みが脳内を占めるのが90%くらいになる感覚があった!あと、音楽の一定のテンポを聴いていると、自分の呼吸法が乱れているかどうかも分かるので、フーっと長く息を吐いたり気をつけることが出来た。

その頃には、下腹部?恥骨?あたりが痛いが、お尻・背中の方は痛くなかった。「お尻や背中の方が痛くなってきたらいよいよなんですけど…」と言われて、そのときも、こんなに痛いのに、と2度目のシクシク涙。
というのも恥骨付近になってからの痛みがいきみ逃しが全然うまくいかない。寝っ転がっても、あぐらかいてもダメで、テニスボールを股にあてたりしてみたけど、良い姿勢が見つからない感じだった。あと何時間これが続くんだろうという先が見えない感もあって、お産の中でも特につらかったところかも。

■分娩台へ
やっと背中、お尻も痛くなってきて、痛みは強くなったが、「もういよいよだな、ちゃんと進んでるんだな」と先が見えてきた気がして、気持ち的には持ち直した。
でも私の想定ではそのときにはもう夫がいてテニスボールで押して貰えるもんだと思ってたが、まだ夫を呼んでいいと言われていない。お尻・背中に自分でテニスボールをあてる方法がわからない。
ナースコールすると、やっと内診してもらえることになる。
尿意があり、トイレ(かなり遠い)に行きたいと申し出るが、あっはい行ってきてくださいと言われ、えっなんのフォローも無いんだ、近いトイレ他にないんだ…となり、死にものぐるいで用を済ます。
ここで初の「内診グリグリ」。で、旦那さん呼びましょう分娩台行きましょうとなる。8cmと言われた。朝3時台だった。
夫に自分で電話かけるのもびっくりした。散々書類に夫の電話番号も書いてるんだから、今しんどいんだから、私じゃなくて病院から電話してよと思った。まあ私がしたけど。

■NSTって、、、
そういえば、私がこの出産を通して疑問に思っているのがNST。
いきみ逃しで色んな姿勢とってて器具が多分ズレてたのだろうけど、それで長らく「0」とか表示されてるし、「数字はナースステーションでモニタリングしてるから大丈夫です」とか言われるけど、いや、0なのに誰も見に来ないじゃん、絶対誰も見てないじゃんと思う。
「この数字って痛みとはかならず比例しないってことですよね?」ってナースコールで呼びつけて聞いた気がする。我ながら嫌味な言い方。。。ズレてるので直しますとか言われた気がする。
なので、私の母子手帳に書かれた「分娩時間」って本当に合ってるのかな?と少し思う。。
かなり痛みに耐えてたのに、NSTには反映されてないから、誰も気づかなかったんじゃないか。。

まあそれで、分娩台に上がって、「もし旦那さん間に合わなかったら待つ?」と聞かれて、「待たない」と即答。助産師さん、私の即答ぶりにちょっと笑う。ここで「待つ」って答える人いるのか…?
※ここで「旦那さん間に合わなかったら」という想定の質問が出てくるのは、今考えると、もっと早く呼べたのでは?と思ってしまう。破水で病院についたときに2cmと言われ、その次がこのときの8cmだから、3〜7cmは見逃されてる感というか…無痛分娩なら麻酔はもっと早くするはずだし、まぁどっちにしろ麻酔出来ない時間帯だったから良いのだけれど。私が初産婦のわりに進みが早かったからだとは思うけど。

■自然分娩確定
ここらへんでやっと「無痛分娩ができないので、自然分娩でいきましょう」と言われるけど、はいもうわかってますそうですよねこんな時間ですし、という思いと、なぜかオープンハウスの営業マンみたいな精神になり「ウッス!自分、自然分娩いけます!」みたいなマインドになっていて前のめりで了承した。

無痛も自然も経験した先輩が、「次もあるなら無痛にはするけど、自然のときのドゥルン!という達成感も良かった」という話をしてくれていたのを思い出した。自然分娩に対してポジティブなエピソードを話してくれたその先輩にめちゃくちゃ感謝。そのおかげで、「よーし、私もドゥルンで達成感味わうか」とポジティブに思えた。
もし、「絶対無痛がいいよ、自然は痛いよ」という話しか聞いたことがなかったとしたら、ここで私はかなり心折れたかもしれなかった。

■立ち会い出産のメリット
結局夫はすぐ到着したので、テニスボール、汗拭く、水飲ますなどをやってくれた。
夫が来た瞬間痛みが少し和らいだ気がした。知らない人に囲まれてるのと、配偶者が同じ部屋の中にいるのとでは、精神的に全然違うんだなと、それが痛みの感じ方にも影響するんだなと気付いた。立ち会い出産って、男が育児を自分ごと化するためのものかと思っていたし、いるだけじゃなくてちゃんと仕事してくれなきゃ困ると思っていたけど、実際には夫が来て姿を現しただけでもだいぶ楽になったので、私のお産の面でもメリットがあった。
唯一、夫がたまにイエス、ノーでは答えられない質問してくるのはやめてほしかったけど(イエス・ノー以外の喋りの言葉をしゃべる余裕がない)、それ以外は助かった。
夫は、出産を終えてから、俺は何も出来なくてごめんねと言ってくるので、「歩く無痛分娩男」「テニスボール使い」と称賛したら喜んでいた。

■助産師さん
お産についてくれた助産師さんは低姿勢で敬語で話す方だった。私は上から目線でタメ口っぽい人が苦手なので相性良かった。他の分娩室からは「はーい頑張って〜」みたいな、それこそ上から目線でタメ口っぽい助産師さんの声が聞こえてたので。「頑張って」とか言われたら私キレるわ。
私より助産師さんは「とっても上手でしたよ!」「絶対負けないですよ!」と声をかけ続けてくれたので、良かった。
バースプランの紙は出したけど、総合病院の膨大なオペレーションの中でちゃんと頭に入れてもらえるのかと思っていたけど、この人はちゃんと読んでいるな、とわかった。つくづくあの助産師さんが私の担当になったのはラッキーだった。

■無事出産
いきんで良いとなってからは気が楽だった。いきみ逃しのほうがしんどかったので。
練習してみようということで助産師さんとやって、そのまま軽く練習続けててくださいみたいな感じで少し放置されたw多分他のお産に対応してたんだと思う。
もういきむフェーズなのに、私は陣痛と陣痛の間の時間にウトウト数秒寝てた。睡眠不足だったからだと思うけど、我ながら器用だな。Youtubeとかで、「痛みの間は寝たり休んだりして体力ためましょう」というのは見ていて、でも「そんな器用なことできるのかよ無理だろ」と思ってたけど、なんか出来た。
夫は私が寝てるのに気づいていなかったらしい。

他の部屋からは、別の妊婦さんが、病院内全部に響き渡るんじゃないか、入院患者全員起きるんじゃないかみたいな声で叫んでいたので、それと比較して夫は私のあまりの静けさに、「無痛分娩だからかな…?麻酔が効いているんだな」と思っていたらしい。
※ここが「ネテロ46歳冬」のシーンである(私のnoteの別記事参照)

会陰切開はそれほど痛くない。ただ、会陰切開を2ゾーンやったとして、1ゾーンは麻酔されたけど、2ゾーン目に麻酔された記憶がないし痛みが最初より強かった。真実は知らない。まあでも我慢できる程度。

いきんだのは1時間ちょっとくらいだと思う。会陰切開して10分後くらいには産まれたと思う。無事出産、その後胎盤を出すのに苦労した。胎盤が残ってるかもしれないと助産師さんたちが話し始め、エコーして、やっぱり一部体内に残ってるということで、機械だったり手だったりで取り除いてもらった。痛かったが、女性の先生で、「痛いことしてごめんなさい」と言いながらやってくれたので、まああなたも痛いと分かってくれてるのなら…という気持ちになった。その後も出血が続いたので、まだ中になにかあるんじゃないかみたいな話で血の塊?的なものをこれまた手で取ってもらった、この時点で気づいてもらえて良かった。

■ファーストインプレッション
赤ちゃんが出てきたときは、それまで絶えず指示や声掛けをくれていた助産師さんたちが、「わあっ!」と言って作業をする数秒間があり、「なんで次の指示くれないんだろう?どうしたんだろう」みたいなことをボーっと思っていたら、それこそ「ドゥルン」を感じ(全く痛くない)、赤ちゃんを掲げて見せてくれた。そういえばさっき、髪の毛見えてます!とか言ってたもんな。
このとき夫はいたく感動していたが、私が思ったのは、「やっと終わった」という安堵感が大半で、放心状態だったので、この瞬間は嬉しいとか感動とかはあまりなかった。
あとは、見た瞬間、「遺伝子受け継いでるにせよ他人だ」と思った。私の子!かわいい!という、「自分のものだ」感というか支配欲みたなのはあまり感じず、ちゃんと私と違う人格の、私とは違う1人の人間が、腹の中にいたんだなという不思議な感じがした。

へその緒が2周首に巻いているとか言いながら、どうにかなったようで、私の腕の上に敷かれた清潔なシートの上に産まれたばかりの赤ちゃんを載せてくれた。そこでも私は感動というより放心状態だったが、女の子用の服をたくさん買ってあるのを思い出し、男の子だったら服やり直しじゃんと急に思い、自分の角度からは股が見えなかったので、しばらくボーッと見たあと第一声「女の子ですか?」と聞いてしまったのでみんな少し笑っていた。

夜3時に破水→その翌日の朝6時台に出産。

出産レポはここまでです。

金額について。
家の近くの総合病院、入院が2日伸びたので1日1万追加したので、お会計の自己負担はちょうどそのぶんの2万だった。安い!
これが高級助産院だったら、ん?って思う対応はところどころあるけど、とても安かったので、まあ相応だなと思ってます。助産師さんが当たりだったのと、お産も達成感があったので、良かったなと思います。

無痛にはしたかったけど、計画無痛や促進剤は少し不安だなとも思っていたので、それをしなくてもスムーズにお産が進んだのもたまたまラッキーでした。

総じて、大変だったけど、かなり恵まれたほうというか安産な方だと思ってます。「マジ大変でした〜」って顔はしないようにします。









いいなと思ったら応援しよう!