【保存版】心不全の胸部レントゲン読影:基礎から病態の進行まで徹底解説【問題集付き】
心不全療養指導士の試験において、胸部レントゲンについてまとめました。
胸部レントゲンは主に「心臓の大きさ」と「肺のうっ血状態」を客観的に評価できる極めて重要なツールです。まずは何のために行う検査か押さえておきましょう。
1. 心臓の大きさをチェック:CTR(心胸郭比)
読影の第一歩は、心臓が拡大しているかどうかを確認することです。ここで使われる指標がCTR(心胸郭比)です。

CTRとは?:胸郭の幅に対して、心臓の横幅が占める割合です。
計算式:CTR = (A + B) /C × 100 (%)
判定の目安:50%以上であれば「心拡大あり」と判断します。
臨床的意義:心不全や弁膜症など、心臓に慢性的な負荷がかかっている可能性を示唆します。
2. 左心不全の進行に伴う、うっ血の評価
左心不全が悪化すると、肺の血管から水分が漏れ出し、段階的に画像所見が変化します。この進行順序を理解することが試験対策のキモです。

ステージ①:肺うっ血期
心不全の初期段階です。血液が肺に滞り始めます。
特徴的な所見:上肺野肺血管陰影増強

通常は重力の影響で下の方が太い血管影が、上の方でも太く、数も増えて目立つようになります。「上の血管が増える=うっ血で上(肺)までパンパン!」と覚えましょう。
ステージ②:間質性肺水腫期
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