見出し画像

[詩]空の花嫁

香る坂下りて
陽西に寄りかかり
萌黄の山包み照らしき

棚田広ごりつる水鏡
農夫の菅笠

真珠貝の開くごとき
素肌をなむ晒す空ある

重ねたる白襟にうつぶく
花嫁の後ろ姿

引きずりて豊かに袖の
押し広げて羽ばたく
鶴のいと白きこと

浮かぶ雲は角隠しや
はらはら隙間より
降り注ぐは真珠の涙ならむ

花嫁いづくに嫁ぐ

花嫁空にや嫁ぐ

菅笠の内見えて
重き腰をば伸ばしける




----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*
Thank you for reading my poem.
Have a wonderful day.


いいなと思ったら応援しよう!

板倉さとみ 詩作の励みになります。ユニセフにいつかテントを贈れたらと思います。⛺️🌸

この記事が参加している募集