勘違いもここまでくれば芸術品
私の子供の頃の夢
それは
アイドルになって原宿でグッズを売ること
ブロマイドが並んで
「きゃ〜♡」っていわれる、あの世界
選ばれし者だけが立てる場所
…のはずだった
令和
なぜか今
アイドルでもない、無職の女(外見しがみん)が
グッズ販売しようとしている
はァ!?
誰が許可した?
事務所どこ?
まず所属しろ!
いや、もう全部すっ飛ばしてる
段階? 知らん
実践? ない
需要? たぶんゼロ
けれど、すでに
缶バッジ作り
ステッカーを試作中
「買ってぇ♡」とか言おうとしている

3個限定
きょうてぇ (怖い)
ぼっけぇ、きょうてぇ (とても怖い)
自分が一番きょうてぇ(怖い)
でも、ここでやめたらただの不審者
やるなら最後までやる!
中途半端な勘違いが一番ダサい!
せっかくやるなら
「なんで売れてるの?」
っていわれる側に回る
理由は、ひとつ
しがみついてるから
才能でも、実績でもない
めちゃくちゃ楽しい
めちゃくちゃ勘違い

名刺サイズ(91mm✕55mm)
缶バッチサイズ(54mm)
印刷会社に4回行き、自分の目でチェック
1〜2mmの微調整をする
でも、それをやめなかった人だけが
「よく分からない存在」になれる
夢を叶えたいんじゃない
夢の"形だけ"を力づくで再現している
それでもいい
いや、それがいい
これはもう
インチキアイドルの、正しい間違い方
今は私だけの秘密の準備期間
5月の風が吹く頃に
しがみ隊のみなさんの手元に
届けられるよう、企んでいます

テディベア教室に通うも
鬼熊に遭遇し不登校
知人と一緒に縫い活して制作している
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