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絵描き地獄めぐり 第5話|愛の魔法

白抜き


2024年11月中に全体の色彩が決まり、背景白抜き、着彩はみ出し、集中線の修正などの微妙な調整が始まったのが12月でした。いくら描いても絵が変わらない。苦しい。吐き気がする。努力と報酬がみあっていない。それが終盤というものです。

前ページまでの11月版は、路上ペイントをしてもギャラリーが現れそうですが、12月以降は応援なんか現れません。「もうやめとけ」「いい加減にしろよ」と言われるだけの、孤独な戦いになります。

背景に白抜きで花模様をたくさん追加。くすんだ色の所に鮮やかな白を飛ばしか結果、イラストにスピード、躍動感が生まれました。

私は現在、アナログでもデジタルでもスパッタリング(しぶき)の技術を持っていません。花模様はその代わりです。結果として個性が出てスパッタリングより良かったと思います。

アナログだとスパッタリングも白抜きもホワイトインクを使いますが、デジタルだと加算発光一発です。凄い時代になったもんだ。

集中線と集中力の限界

集中線にも挑戦しました。画像が残ってないけど……、私が「陰影パンチ」と称してGペンを使ったところ、覚えておいでですか?

あの線がバラバラの方向を向いていたので、定規を使って放射状に直しました。ただ、デジタル感が否めない……、ペンの入り抜き調整をどこでするんだかわからず、この辺の細かい作業に私は力尽きてしまいました。

今回のイラストは、拡大すると集中線のボロが面白いくらい出てきます。でも疲れた。定規と集中線問題は、次回のイラストに課題持ち越しです。許せ、わが子よ。

最後にレイヤー統合でコケる


デジタルイラストというのは「レイヤー」という仮想のセル画で構成されています。セル画にナンバーをつけて、レイヤー1、レイヤー2と呼んでいます。

レイヤー階層を増やすのは作家の自由ですが、最後にレイヤー統合出来ないと、どのイベント、コンテストにも出せません。だから、レイヤー統合に初挑戦。

最初に失敗。花さき山のところの加算発光が死んでしまいました。原因は加算発光レイヤーの階層だと思いますが……どこに移動してもしっくり来ず。最後の手段をわかりやすく説明すると、タワマン二十階に住んでる加算発光さんを複製して、八階にも同時に暮らしてもらった次第です。無理やりでしたが、これで統合問題は解決しました。

これまでのレイヤー統合の手続きも山あり谷ありでした。一回統合しても、レイヤー枚数が常識の範囲内なら、アンドゥ・リドゥ(やり直し)できます。でも、私のようにレイヤー枚数が多くなりすぎると、統合したあと、アンドゥなんか出来ないことがわかりました。
 
レイヤー統合前に作品複製を作ってから、統合に臨んで良かったです。デジタルは本当に学びが多く、ありがたいけど、時に恐い。データが吹っ飛ぶからな……。こまめにバックアップすべし。

(続く)


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