12月の読書記録①
〇1冊目 「死刑のための殺人」 読売新聞東京本社
普通、普通、普通。
何度も何度も本書にでてきた言葉。
普通はこう思う、普通はこうする。
凶悪犯罪を犯した人であろうがなかろうが、
“普通”にあてはめて考えている時点で、
相手のことは何も見えないと思う。
反省させたいと奔走する記者たち。
それが遺族への償いにつながる
と信じている彼ら。
反省させることが果たして償いになるのだろうか。
そもそも、金川元死刑囚が逮捕されてから、
興味本位で彼に近づいたぽっとでの記者たちには何も変えられないだろう。
金川を浅はかだ、裸の王様だ、と罵っても、
それが彼の生きてきた世界観だ。
彼の過去を調べてでてきた情報は
客観的なもので、
彼の事件を起こすまでの24年間は、
彼にしかわからないものである。
どんなに取材を重ねても、
主観的事実はわからない。
わからないのに、彼を「変えたい」
と思うことのほうが浅はかだと感じた。
読んでいて、
東野圭吾さんの「手紙」が脳裏に浮かんだ。
被害者家族も加害者家族も
“終わらない”ということ。
〇2冊目 「最高の入浴法」 早坂信哉
お風呂も温泉も大好きで、
特にあっついお湯に浸かるのが好み。
しかし本書で、42℃以上のお湯は
ヒスタミンというかゆみ成分を生成することや、交感神経が働いて、
副交感神経への切り替えがうまく行われない、
つまり自律神経の乱れが生じる
ということを知った。
そのため、さっそく実践して
最近は40℃の入浴にしている。
30分以上浸かると寒くなってくる温度だが、
確かにかゆみはなくなった。
この時期、また温泉も行きたいな~。
〇3冊目 「心に折り合いをつけて うまいことやる習慣」 中村恒子/奥田弘美
よかった。
徹底的に自分と他人とを分けることが
やはり何事もうまくいく秘訣なのかもしれない。そして、距離感。
人はどこまでいっても一人だということ。
孤独だということ。
人間関係でごちゃごちゃならないための考え方のコツが多く書かれていた。
自分がそういう考えを持っていても、
非常に近しい人間が、個人の考えを
暴言や暴力を伴って強要してきたり、
そういう価値観に縛られる環境に
居続けるしかない状況だと苦しいだろうな。
親子関係なんかは特に。
人を変えることにエネルギーを使わない。「自分がどうしたら快適に過ごせるか」にエネルギーを使う。
他人には他人の人生、自分には自分の人生があることを徹底して線引きしていくと、余計な軋轢も、ストレスも少なくなる。
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