シンデレラみたいに、靴を落とすくらいがちょうどいいのかもしれない。
注:この話には、シンデレラもガラスの靴も出てきません。どこにでもいる主婦の、ちょっとした失敗談です。途中で「え、なに読まされてるんだ?」と思うかもしれませんが、地球のどこかでこんなことをやらかす人もいるんだな〜と、がははと笑ってもらえたら幸いです。
むかーしむかし。
あるところに、ふつうのお母さんがおりました。
お母さんは毎日ドタバタしていて、スットコドッコイ。過去には、こんなこともありました。
そんなふつうのお母さんは、ある日の夕方、
いきなり思い立ちました。
「そうだ、温泉に行こう!」
そう、連日、末っ子ちゃんが
「おんせんいち(き)たい〜!」と言いながら
毎日保育園を頑張っていたから、
その願いを叶えてあげたくなったのです。
行き当たりばったりで向かった山奥の温泉♨️
露天風呂からは、まんまるのお月様。
みんなでほっこりした時間を過ごしました。
「いい湯だったね〜」
「海鮮食べたいなぁ〜、アイスも〜!」
日常を忘れて湯に浸かり、おいしいものを
ほおばって、たっぷり笑って、すっかり満たされた我が家。
さて、そろそろ帰ろうか。
ルンルンで帰りの車に乗り込んだその時。
お昼寝をしていなかった末っ子ちゃんは、
眠気MAX。
「アイスは〜?え〜?ないの〜?ここがいいの〜!」
さっき「もういらない」と私に預けてきたアイス。
実はあとで食べたかったらしいのです。
(母しっかり完食しちゃったよ〜トホホ)
もう座る場所から何から何までイヤイヤ〜。
あやしながら靴を脱いで、私は後部座席へ。
ドアを閉めそびれたので、夫に自動で閉めてもらい、なんとか出発しました。
トントンしながら末っ子を寝かしつけ、
子どもたちも次々にスヤスヤ……
「よかったぁ、みんな眠れて」
非日常でリフレッシュできたなぁと、
いい気持ちで山を越え、我が家に到着。
そして、玄関に向かうその瞬間、
ふつうのお母さんは気づきました。
「あれ、靴が片方ない…」
私の人生では、ときどき起こるその名も
そんなことある事件が起きました。
「いやいや、そんなはずないでしょ〜。探したら出てくるって」
夫の言葉に「やんね〜!」と軽く探しはじめた私。
……が、全く見当たりません。
娘も息子も起きて、不思議そうに見ています。
「お母さん、靴片方落としてきちゃったみたい」
子どもたちは目をまんまるにしてびっくり。
「お母さん今から探しに行くの?お母さんいないと眠れないから行かないで〜!」
「大丈夫、お母さん真っ暗な中は運転できないから明日行ってくるよ」
そう伝えて、ゆっくり休みました。
⸻翌朝、もうすっかり日常に戻ります
末っ子を保育園へ送り、次は娘を門まで送り。
最後に息子を放デイに送り、少し面談をしてから
もう片方のガラスの靴ただの靴探しの旅へ🚗
辿り着いた先に見えたものは……

コロンと転がる紛れもない私の靴。
見た瞬間、ひとりで笑ってしまいました。
(めっちゃあやしいがな)
そのあとの道のりは、慣れない山道のため
迷いながら倍の時間がかかり、
往復1時間半もかけて片方の靴を拾って
帰ってきました。
帰宅後、休む間もなく放デイと保育園のお迎えに向かうふつうのいつも通りのお母さん。
夕方はみんなを引き連れて公園に向かい、何事もなかったかのように過ごしましたとさ。
毎日ドタバタな日常。
失敗をとてつもなく嫌がったり、
「こうしなければいけない」という気持ちが強い我が子たち。
そして、そんな私もなかなか価値観をぶっ壊しきれずに、最近またコップの水がカラカラになって、爆発してしまいました。
そんな矢先の週末のシンデレラ事件は⸻
失敗してもいいんだよ、
誰だって完璧じゃなくていいんだよ、
そんなこともあるよね、人間だもん。
くすっと笑って肩の力抜いてね。
そんなことを伝えてくれた気がしました👠
ありがとうシンデレラ。
※次からは後ろを振り返って脱いだ靴があるか、指さし確認いたします(反省文)🙏

