ミドサー、Bumbleはじめたってよ。
30代なかばになって、はじめてBumbleを入れた。
恋愛がしたかった、というより、
知らない価値観に触れてみたかったのかもしれない。
使ってみて最初に驚いたのは、
日本のマッチングアプリとは空気がかなり違うことだった。
プロフィールは意外とシンプル。
長文で人生観を書き連ねている人は少なくて、
「旅行」「犬」「コーヒー」みたいに、
好きなものだけが軽く並んでいる。
その軽さが、なんだか心地よかった。
あと、外国人勢のテンポが速い。
マッチしたと思ったら、
「週末空いてる?」までが早い。
日本のアプリにある、
お互いを探り合う長い助走があまりない。
良い悪いではなく、
“まず会ってみよう”の文化なんだろうなと思った。
まだ始めたばかりだけど、アプリというより、
小さな異文化体験をしている感覚に近い。
Bumbleを始めて、割と早く一人と会ってみた。
写真の印象はよかったし(顔タイプ)、
メッセージのテンポも軽やかだった。
実際に会ってみると、
旅をしながら生きてきたような人だった。
太陽の下が似合うタイプというか、
人との距離の縮め方が自然で、
こちらが考える前に会話がどんどん前へ進んでいく。たぶんいい人。
でも、
“良い人”と“合う人”は違うんだな、と改めて思った。
こちらが静かに考えている間にも、
相手は次の話題へジャンプしていく。
そのテンポに、
最後まで自分が乗り切れなかった。
結局、その日は少し早めに切り上げて帰宅した。
帰った後に、
ちゃんと素敵だと思った部分は伝えたうえで、
恋愛というより、
友達としての距離感に近かったこともメッセージした。
大人になると、
“嫌だった”ではなく、
“違った”という感覚が増えていく。
そして今、ちょっと気になっている人が一人いる。
ある日、急に短いボイスメッセージが届いた。
自己紹介と、
共通の趣味について少し。
たったそれだけだったのに、
声が、ものすごくタイプだった!
なんだあれ。
ボイスメッセージって、
あんなに破壊力あるんだ。
電話とも違う。
一方的に耳元へ届く感じが、妙に近い。
(エロい)
危険だ。
こういうタイプ、たぶん普通にモテる。
遊び慣れてそう。
でも、そういう人に限って気になってしまう。
単純すぎる。
その夜は変にドキドキしてしまって、
全然眠れなかった。
大人になってから、
恋愛で寝不足になることなんて、
もうないと思っていたのに。
高校生かよ、と思いながら、
寝不足のまま仕事へ行った。
Bumble、
思っていたよりずっとおもしろい。
