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白蛇神の恩返し


​緑豊かな奥深い山里に、おヨネさんという優しいお婆さんが一人で暮らしていました。

彼女は毎日、山で山菜を採り、それを町に持っていくことで質素な生活を送っていました。彼女の家には、古くからある小さな社があり、おヨネさんは毎日欠かさずその社を掃除し、祈りを捧げていました。

​ある日、おヨネさんが山で薬草を探していると、傷ついた小さな白い蛇を見つけました。
蛇の鱗は泥で汚れ、足を引きずっていました。おヨネさんはその蛇を優しく抱き上げ、家に連れ帰りました。

彼女は蛇の傷を癒やし、毎日新鮮な水を飲ませ、おヨネさん自身が食べるものを少し分けてやりました。

​数日が経ち、蛇は完全に回復しました。おヨネさんが蛇を庭に放そうとしたその時、蛇は眩い光を放ち始めました。
光が消えると、巨大で神聖な、金の冠を戴く白蛇が姿を現したのです。

​白蛇はおヨネさんに言いました。

「私は、この山を司る白蛇神です。お婆さん、あなたの優しさに深く感謝します。私の傷を癒やしてくれたお礼として、願いを一つ叶えましょう。」

​おヨネさんは驚きと畏敬の念に打たれましたが、謙虚に答えました。

「神様、私には願いなどありません。毎日こうして健康で、山菜を採って暮らせるだけで十分幸せです。」

​白蛇神はおヨネさんの心根にさらに感銘を受け、微笑むとこう言いました。

「では、私から贈り物を与えましょう。あなたが私の社に捧げるその御神酒を、決して尽きることのない、飲む人を癒やす不思議な力を持つ酒に変えましょう。そして、この社とあなたの住むこの里を、いつまでも守り続けることを約束します。」

​それ以来、おヨネさんが社に捧げる御神酒は、一口飲むだけで病が治り、心が穏やかになる不思議な力を持つようになりました。おヨネさんの名声は広まりましたが、彼女は変わることなく、白蛇神に見守られながら、穏やかで幸せな日々を送り続けました。


#3つのお題に空想のひらめきを
#片桐みかんさん企画

みかんさん、マガジン収録して下さりありがとうございますm(_ _)m

わたるさん、マガジン収録して下さりありがとうございますm(_ _)m

梓さん、マガジン収録して下さりありがとうございますm(_ _)m

YasuhutoMorimotoさん、マガジン収録して下さりありがとうございますm(_ _)m

西野光照さん、マガジン収録して下さりありがとうございます(^人^)💞

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