碧き守護者
木漏れ日が 金の糸を垂らし
眠れる森の 沈黙を編む
そこは 時が歩みを止めた
水のほとり 苔むした聖域
古の鱗は エメラルドの煌めきを湛え
揺れるたてがみは 風の記憶を物語る
深い眼差しが映すのは
千年先の未来か
あるいは忘れられた神話か
龍は 静かに水を飲む
波紋ひとつ立てぬほど 慎ましやかに
森の鼓動と 己の心音を重ね合わせ
世界が目覚めるその時を 待っている
清らかな水面に浮かぶ 紫の静寂
命はここから始まり ここへ還る
孤独ではなく
ただ万物と共にある森の深淵
碧き守護者の夢
#3つのお題に空想のひらめきを
#片桐みかんさん企画
お題④イラストから空想した世界

