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あれから3ヶ月、もうひとつの卒業を目前に

春に中学生となった長女。
すっかり中学生している彼女に、もうひとつの卒業が近づいていて。

9年間習ってきたモダンバレエ/ジャズダンスの発表会が4日後。
今日はリハーサル最終日。

――なんとなく踊ってますよね。
もう、これ以上踊れません。限界です…というのが、見えない。
息切れして、倒れるくらいの。
踊りたい気持ち、見せてください。

今もミュージカルの第一線で活躍する先生は、
声を張り上げるでもなく、しかしゆっくりと子どもたちに語りかける。

――踊りたくて踊っているのだから。
自分がどう踊りたいのか。
どう綺麗に見せたいのか。
決められた振りの中でも、自分が かがやく踊りを見せて。
舞台に立つという事を、もういちどしっかり考えて。
本番まであと2日あるから。
今からでも考えてください。

これは、下級生に向けた言葉。
だけど、この言葉、まるでわたしに向けてくれたように思えたんだ。
ここが舞台で、芝居の台詞であるかのように、心にまっすぐ刺さった。
あなたは、あなたの人生の舞台をどのように生きますか、と。


衣装たち。



長女たち「卒業チーム」は、これまで同学年4人で切磋琢磨してきた。
小学生メインの教室であり、中学生からは退会か、別教室となる。
4人揃っての群舞は、これが最後だ。


この12歳という年齢の少女たちが身体で表現するダンスは、
他のどんな歳とも違う、特別な雰囲気を感じる。
毎年、6年生の作品を見るたびに思う。


先生が4人のために用意した曲は、
彼女たちが小学生になり初めての発表会で踊った群舞。
あの時少女たちが上級生へ向けた憧れの想いを、
今度は彼女達がその身に浴び、舞う。


衣装と小道具、ヘアメイク。
日曜日はひたすらサポートに徹する。
長女の6年間の集大成。


涙を流す準備は、整った。




読んでくれて、ありがとう。


#33日ライラン


ラストスパート

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