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【子どもの褒め方どっち?】やりきる力が育つ褒め方

あなたはお子さんのテストにおいて

結果を褒めますか?
それとも、その結果が得られたプロセス(努力)を褒めますか?

この2つの褒め方の違いがその後の取り組みを変えます。

〜エピソード〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

先日、私の塾の生徒たちは1学期期末テストが終わりました。

「先生、こんなに点数伸びた!」
「初めて5教科400点取れた!」
「数学80点いった!」

というよう声がたくさん聞かれました。

9割の生徒が前回のテストよりも成績が上がるという結果で、私もみんなの喜ぶ顔が見れてとても嬉しくなりました。

では、ここで良い点数を取ってきた生徒に対してなんと声をかけるのがその子の次の成長に繋がる声かけになるのでしょうか?

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目次


1. 結果だけを求めすぎる危うさ


テストの点数や順位は、とても分かりやすい指標です。

点数が上がれば嬉しいですし、順位が上がれば自信にもなります。

ただ、その分かりやすさゆえに、私たちはつい結果だけを見てしまいます。

点数が良ければ褒める。
点数が悪ければ注意する。

もちろん、それ自体がすべて悪いわけではありません。

しかし、結果だけで子どもを評価してしまうと、子どもは「良い点を取ること」だけを目的にするようになります。

すると、難しい問題に挑戦することを避けたり、失敗を怖がったりするようになります。

なぜなら、失敗すると自分の評価が下がってしまうからです。


2. 結果は完全にはコントロールできない


テストの結果は、自分で完全にコントロールできるものではありません。

努力をしても、テスト本番の体調や問題との相性によって、点数が変わることもあります。

もちろん、結果を無視していいという意味ではありません。

テストの点数や成績は、自分の今の状態を知るための大切な材料です。

どこができていて、どこができていないのかを確認するためには、結果を見る必要があります。

ただ、結果だけがすべてではありません。
結果は、あくまで今の自分を知るための材料です。

その結果を見て、次に何を変えるか。
どこを直すか。
どんな勉強の仕方に変えていくか。

そこにこそ、本当の成長があります。


3. 大人が見るべきなのはプロセス


本来、勉強における失敗は悪いものではありません。

間違えた問題は、自分の弱点を教えてくれるものです。
分からなかった問題は、これから伸びる場所を示してくれるものです。

つまり、失敗は「自分はダメだ」という証明ではなく、次に良くなるためのヒントです。

だからこそ、大人が見るべきなのは、結果だけではありません。

「最後まで考えたか」
「前回よりも工夫できたか」
「苦手なことから逃げずに向き合えたか」

こうしたプロセスを見てあげることが、とても大切だと思っています。
子どもは、自分の努力を見てもらえていると感じたとき、もう一度頑張ろうと思えます。

反対に、結果だけを見られていると感じると、失敗を隠したり、挑戦を避けたりするようになります。

だから私は、点数だけで子どもを判断したくありません。

その点数に至るまでに、どんな努力があったのか。
どんな工夫があったのか。
どんな葛藤があったのか。

そこを見てあげたいと思っています。


4. 能力を褒めることの落とし穴


この考え方は、教育心理学の研究でも示されています。

有名なのが、心理学者キャロル・ドゥエック教授らによる研究です。

この研究では、小学5年生の子どもたちにパズルのような課題を解かせた後、子どもたちをいくつかのグループに分けて、異なる褒め方をしました。

一方のグループには、
「すごいね。頭がいいね」
というように、能力を褒める言葉をかけました。

もう一方のグループには、
「すごいね。よく頑張って考えたね」
というように、努力や取り組み方を褒める言葉をかけました。

すると、その後の行動に違いが出ました。
能力を褒められた子どもたちは、簡単な課題を選びやすくなりました。

「頭がいい」という評価を失いたくない。
失敗して、自分の能力が低いと思われたくない。
そのような気持ちが働いたのだと思います。

一見すると、「頭がいいね」という言葉は良い褒め言葉に見えます。

しかし、能力ばかりを褒められると、子どもは失敗を恐れやすくなります。
失敗することが、自分の能力のなさを証明するものに感じてしまうからです。


5. プロセスを褒めると挑戦が生まれる


一方で、努力やプロセスを褒められた子どもたちは、難しい課題を選びやすくなりました。

難しい問題を「失敗するかもしれないもの」ではなく、「学びになるもの」として捉えやすくなったのです。


さらに、難しくて解けない問題に直面したときにも違いが出ました。

能力を褒められた子どもたちは、うまくいかないことを「自分は本当は頭が悪いのかもしれない」と受け止めやすくなりました。

一方で、努力を褒められた子どもたちは、
「もっと工夫してみよう」
「別のやり方を試してみよう」
と考え、粘り強く取り組みやすくなりました。

この研究が示しているのは、褒め方一つで、子どもの挑戦への向き合い方が変わるということです。

「最後まで考えたね」
「やり方を工夫したね」
「間違えた後に、もう一度考え直せたね」

こうした言葉は、子どもにとって大きな力になります。

自分の努力を見てもらえている。
自分の工夫を認めてもらえている。

そう感じることで、子どもは次の挑戦に向かいやすくなります。


6. 失敗を改善のヒントに変える


私は、ここに教育の本質があると思っています。

子どもたち全員が、同じ点数を取れるわけではありません。
同じスピードで伸びるわけでもありません。
同じ結果が出るわけでもありません。

だからこそ、結果だけを見るのではなく、その子がどれだけ自分の課題に向き合えたかを見てあげたい。

昨日の自分より、少しでも良い取り組みができたか。
苦手なことから逃げずに向き合えたか。
自分で決めたことをやり切れたか。

そこを認めてあげることが、子どもの自信につながります。

点数は大切です。
でも、点数だけがすべてではありません。
結果は、コントロールできない部分もあります。

でも、やり切ることはできます。
だから私は、子どもたちにこう伝えています。

結果よりもやり切れたかの方が重要
「やり切った結果点数も上がればそれは素晴らしい」
と。

大切なのは、自分の変えられる部分に向き合い、最後までやり切ること。
その積み重ねがやがて本当の力になっていくのだと思います。

最後に

〜エピソード続き〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

生徒
「先生、こんなに点数伸びた!」
「初めて5教科400点取れた!」
「数学80点いった!」


「すごいじゃん!頑張った証拠やね!!」

「今回は前回と比べて何が良かったん?」

生徒
「環境にこだわった!なかなか家じゃできんけん塾とかで自習したのが良かった!」

「テスト勉強に取り掛かる時間が前回より早かった!」

「目標ちゃんと立ててそれ通りに実行できた!ちょっと間に合わん教科もあったけど!」


「すごいじゃん!結果も大事だけど、〇〇が工夫してやり切ったところが一番すごいよ!」

というように前回に比べて良かった点を聞き出し、その点を褒めるということをしています。

こう言った声かけが生徒の更なる成長につながると信じています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜完〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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