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サマソニ25周年ヘッドライナー発表について

今年のSUMMER SONICのヘッドライナーに、Adoが発表された。
これについてはさまざまな意見があるだろうが、正直なところ自分は「違うだろ」と感じている。

長く続いていると、安定供給の難しさがある。
かつてのサマソニには、
「このクラスが来るのか」という驚きがあった。
しかし今は違う。
“呼べる範囲で最適化された編成”になっている。
円安の影響による海外アーティストのギャラ高騰で、
“大物”を含む多くの海外アクトを呼びづらくなっているのは事実だ。
実際、円高の時代にはラインナップはもっと豪華だった。
いっそ毎年「SUMMER SONIC 1ドル=〇〇円」と名乗った方が、実態に近いのかもしれない。

ただ、それでも——
25周年を迎えるサマソニで、ヘッドライナー3組のうち2組が邦楽という構成には、少なからず違和感が残る。
“洋楽フェス”として築いてきた「格」を考えれば、
運営にはもう一歩踏み込んだ編成を期待したかった、というのが正直なところだ。

Adoサイドはやりやがったってことだ
エイサップの件を受けて交渉に入ったのか、あるいは“棚ぼた”的な流れだったのかは分からないが、結果としてはうまく波に乗った印象がある。
最近の動向を見る限り、シナリオとしては前日に日産スタジアムで顔出しライブを行い、その流れでサマソニも顔出しで臨む可能性が高そうだ。
顔出し以降の活動や人気の推移については未知数な部分も多い。
そう考えると、注目度という意味では、今年がひとつのピークになる可能性もある。

Adoはヘッドライナーとしてふさわしいのか
この違和感の正体は何か。
それは、「プロレス成分」の不足にある。
プロレスには東京ドームのリングに至るまでの明確なストーリーが存在する。
そこまで「誰と戦い」「どこで勝ち」「何を乗り越えてきたのか」といった、格が上がっていく過程が可視化されている。
レスラーは、リングに上がる理由を背負って登場する。
そして、その過程を見てきた観客もまた、そのポジションに納得することができる。
一方で、Adoは、人気も実力も十分に備えているのだろう。
しかし、そのステージに立つまでの「プロレス成分」——すなわち、過程の共有と物語の積み重ね——が見えにくい。
だからこそ、今回のような違和感が生まれるのではないか。

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