(子育ての悩み)「完璧主義がしっかり子どもに伝染してました」小1娘の言葉に母、撃沈
こんにちわ!
突然ですが、わたしは元祖・完璧主義の人間です。
元祖というにはそれなりに克服して今があるからなのですが、残念ながら長年染み付いてきたその気質は、しっかり子どもたちにも受け継がれています…(苦笑)。
以前、そんなエピソードを2つ記事にしました。
ひとつは、中1長男との「お金(ごほうび)」をめぐる一件。
もうひとつは、小1娘の「ひらがな癇癪」のお話です(それぞれ記事のリンクを貼っておきます)
高い理想を掲げて、届かないと「ゼロでいい」となる長男。
結果ではなく"やり切ったこと"を認めればいいと気づかせてくれた娘。
——完璧主義との付き合い方をわたしはさんざん学んできた"はず"でした。
なのに今回、またやらかしました(泣)
「自分の嫌なところ、子どもには受け継がせたくないな」
——そう思っている親御さんに少しでも共感してもらえたらうれしいです。
(そして「わかる……」と一緒に落ち込んでもらえたら、なおうれしいです(笑))
発端は1300円のおもちゃだった
先日、週末に家族で出かけた先のレストランでのこと。
小1の娘が、あるおもちゃに一目惚れした。
もう、欲しくて欲しくて、その場からテコでも動かない。
しかもこの日は朝から遠出していて、疲れと空腹のダブルパンチ。
いつにも増して「ゴネ」の破壊力がすごかった(苦笑)。
ただ、わが家には昔からのルールがある。
誕生日やクリスマスといった"大義名分"がないと、基本的におもちゃは買わない。
その代わりに設けているのが「ポイント制」だ。
お手伝いや勉強、苦手なおかずを頑張って食べたらポイントがもらえる、というもの。
1円=1ポイントで、貯まったら好きなものを買える、という小さなお小遣い制度。
——実はこのポイント制、もともとは中1の長男のために作ったルールだった。
(このあたりの「報酬系」の話は、以前の記事でも触れている。発達特性のある長男に、お金や努力の感覚をどう伝えるか、試行錯誤の末に生まれた仕組みだった)
いつもの娘なら、欲しがるのは100円均一のものくらい。
だからポイントでなんとか買えていた。
でも、この日一目惚れしたおもちゃはなんと1300円。
さすがに、手持ちのポイントでは全然足りない。
大泣きする娘に、わたしは懇々と説明した。
「どうしても欲しいなら、おうちでポイントを貯めるしかないよ。このおもちゃはここじゃなくても買えるから」
試しにネットで検索してみたら、案の定そのおもちゃはちゃんと売っていた。
だから「帰ってから頑張ってポイントを貯めたら、買えると思うよ」と伝えて、なんとかその場は収束。
ごはんを食べてお腹が満たされると、娘も冷静さを取り戻した。
しかし、さすがだった。
ちゃっかり者の娘は、話の内容だけはしっかり覚えていた。
帰宅後、娘のまさかの熱意
家に着くなり、娘が言った。
「ママ! 今から勉強するから、問題集出して! あと、今まで自主勉でやったページも全部ポイントに入れて、今何ポイントあるか計算して!」
……商魂たくましい(笑)。
夏休みに入って、苦手なひらがなと引き算を克服したいというので、親子でゆるっと問題集を進めていた。
娘は「それも全部ポイントに入れてよ」と。
まあ、理にかなっているし"いっか"と、受け入れることに。
とはいえ、1300円分にはまだまだ遠い。
正直、この日1日でノルマをこなすのは無理だろうと踏んでいた。
ところが。。。
疲れも見せず、机に向かって、せっせと勉強を始めたのだ。
小1が、1時間近くも座って。
…これ、実はなにげにすごいことだと思う。(あとになって改めて思ったのだけど)
途中で疲れが見えてきたので「休憩しながらでいいよ」と声をかけても、
「休んだら、おもちゃが来るのが遅くなるから!」と必死。
その姿は、たしかに立派だった。
——でも、ここでわたしの悪い癖が出てしまった。
よかれと思って設けた「新ルール」
娘は字を書くのがとにかく雑。
早く終わらせたい気持ちが強すぎて、殴り書き、書き順もぐちゃぐちゃでやってしまうところがあるのだ。
1学期の宿題は、赤ペンだらけで返ってくることもよくあった。
そこで「赤ペンを減らすために一緒にがんばろう」とひらがなのワークを買って、少しずつ進めていた。
狙いは「終わらせること」より、「ゆっくりでいいから、丁寧に書くこと」。
だから強制もせず、娘がやる気なときだけ、が基本方針だった。
ところが、目の前のおもちゃに夢中な娘を見ていやな予感がしていた。
これ、また「早く終わらせること」だけが目的になるやつではないか……。
そこでわたしは、こんな新ルールを提案した。
「お直しがなければ、ポイントを加算するよ」
丁寧に書けば、少ないページでも効率よくポイントが稼げる。
字もきれいになって、一石二鳥じゃないか。
——母には、そんな目論見があった。
ところが。
娘の受け取り方は、まるで逆だった。
娘の頭の中では、こう変換されていたのだ。
お直し=やるページが増える=損
だから、何がなんでもお直しはしたくない。
でも、丁寧に書くには、すごい集中力がいる。
集中はしんどい。
こうして娘は「丁寧に書かなきゃ、でもしんどい、でもお直しは絶対いや」という負のループにハマり、焦りと疲れからついに癇癪を起こした。
「完璧に書かないと、お直しになるからいやなの!」
「できないよー(大泣き)」
「でも、おもちゃがほしいんだよ!!(怒)」
怒ったかと思えば、弱気になって泣き出す。
しんどくなって、投げやりになる。
もう、感情のジェットコースター状態(苦笑)。
娘からでた 「完璧」という言葉
わたしは横で、もう一度ルールを説明した。
「丁寧に書くのは"おまけのポイント"だからね。マイナスに考えなくていいんだよ」
そう伝えたかった。
でも、そのとき娘が放ったひと言に思わずドキッとした。
「だってママが『完璧に書かなきゃダメ』っていうじゃない」
——完璧。
小1の娘の口からまさかその言葉が出るとは思ってなかった。
そして、気づいてしまった。
その"完璧主義の種"をまいていたのは、他でもない、わたし自身だったということに。
完璧を求めているつもりなんて、もちろんなかった。
ただ「高価なものが欲しいなら、それなりの努力がいる」ということを、娘に知ってほしかった。
だから、やるならきっちり。
ルールも明確に。
そのうえで「お直しなしなら加点」と譲歩したつもりだったのだ。
でも娘には、こう伝わっていた。
「ママは厳しい。いつも完璧を求めてる」
……ズーンと落ち込んでしまった。
やっぱり完璧主義をなくすって難しい
冷静に考えれば、小1が自主的に1時間以上も机に向かえた時点で、もう100点満点なのだ。
内容は二の次でいい。
過去の記事でも「やり切っただけで花丸」と学んだはずだった。
まずは「やったね! すごいね!」と、頑張ったこと自体を認めてあげる。
これでよかったのだ。
なのにわたしは、あろうことか小1の娘に「社会の厳しさ」だの「合理性」だのを求めていた。
相手は、まだ7歳なのに……(苦笑)。
発達っこの長男を育てる中で、わたしは「成功体験をたくさん積ませることが大事」だと、痛いほど学んできた。
「できた!」の積み重ねが、子どもの自信になる。
それを一番わかっていたはず。
完璧主義を自覚して、子育てには持ち込まないように気をつけているつもりだった。
でも——全っ然、変わっていなかった。(笑)
その連鎖を、まさか自分がやらかしているとは……。
完璧主義の性格が、完璧主義な子育てを生む。
正直、けっこう凹んだ。
落ち込んでばかりもいられない
と、ここまでさんざん反省したのだが……。
落ち込んでいても、何も変わらない。
だから、無理やり前を向くことにした(笑)。
まず、ひとつ。
あの日、娘は最後まで泣きながらワークをやり遂げ、終わった瞬間に飛び上がって喜んだ。
翌日は、1時間おきにポストを見に行っていたほど(笑)。
そして、念願のおもちゃを手にして「頑張ってよかった」と心から思っているようだった。
この「頑張ってよかった」は、まぎれもなく本物の成功体験だ。
そこは、ちゃんと娘の中に残ってくれたはず。
そしてもうひとつ、大事なことに気づいた。
わたしはずっと「完璧主義=悪いもの」を娘に引き継いでしまったと思っていた。
でも、よく考えたら——
1時間集中して、泣きながらでもやり遂げる。
この「頑張れる力」も完璧主義とセットで娘が受け継いだものなのだ。
頑張れることは悪いことじゃない。
むしろ、りっぱな資質だ。
問題はそれが「完璧じゃないとダメ」という"恐怖"とセットになったとき。
「丁寧にできたらボーナス」が、
「できなきゃ罰」に変換されてしまったとき。
今回、娘が苦しくなったのはまさにそこだった。
だったら、わたしがやることはひとつ。
種をまいてしまったことを悔やむより"水のやり方"を変えればいいのだ。
「よく頑張ったね」を先に言う。
「完璧じゃなくて、大丈夫だよ」をあとから添える。
頑張る力は伸ばしつつ"力の抜き方"も一緒に渡していく
——思った。
これ、実はわたしがいちばん得意なことかもしれない。
だって、わたし自身が頑張りすぎて苦しくなって、そこから「ゆるめること」を必死で学んできた人間だから。
自分が散々つまずいた道だからこそ、娘には"頑張る力"と一緒に"上手なゆるめ方"を手渡してあげられる。
そんな気がしている。
※わたしが完璧主義を緩めてきた具体的な方法についてはコチラ↓
気づけた時点で半分勝ち
完璧主義の種を、我が子にまいてしまったかもしれない。
そう気づいてしまった日は、正直けっこう凹む。
でも、そのたびにこうも思う。
見えていないものは、直せない。
気づけたということは、修正できるということ。
だから、気づいた時点で半分は勝ちなのだ!?(笑)。
もし今「自分の嫌なところが、子どもに伝染しているかも」と落ち込んでいる親御さんがいたら、どうか自分を責めすぎないでほしい。
その"気づき"を持っているあなたは、子どもに「頑張る力」を渡しながら、同時に「頑張りすぎなくていいよ」も渡せる人。
それって、きっと簡単なことじゃないけれど、とても素敵なことだと思う。
——なんてえらそうなことを言ってきましたが…
明日もきっと、娘の殴り書きを見て「うっ」となる自分がいる気もします(笑)。
それも含めて、親子で一緒にゆっくり学んでいきたいと思います。
今日もボチボチいきましょ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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