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「愛の拳」で殴られた方がいい人

数年前、ふとしたことで、ある人を深く傷つけてしまった。

相手の気持ちを考えず、こちらの思いを一方的に告げることで、対話を終わらせ逃げようとした。一言でいえば幼稚で卑怯な自分が出てしまったわけだ。

そのとき、僕はその人から「今のままのあなたでは、また人を傷つけるよ」とストレートに教えてもらい、心から頭を下げた。

直後、アイデンティティが揺らぎ、一週間ほどまともな睡眠がとれず、抑鬱状態が続いた。「人と向き合うことはつらいなあ」としみじみ感じながら、底まで落ちたあと、ゆっくりと回復していく。

この体験は、結果的に僕の人生を大きく好転させた。

今の自分がクソなら、一旦、その自分を否定して捨ててしまった方がいい。重大な気づきを得られたのだ。

あなたがもし生きたいように生きられていないのなら、それは自分を守りすぎているのが原因かもしれない。

今の自分でいながら、幸せを手にする。これは正直、難しい。

ずっと苦しみを抱えているのなら、不幸な自分を認めることからすべて始まる。

あなたが行き詰っているのは、あなたの選択によるものだ。疎外感を感じたり、被害者意識にさいなまれることがあるかもしれない。

でも、すべてあなたが選んできたのだ。「選ばざるをえなかった」と反論したくなる人もいるだろうが、それはちがう。あなたが無意識に今のあなたになることを望んだのである。

ここを認められると、これまでとは異なる豊かな人生を歩める。

ずっとつらい状況が続くのなら、一旦、今の自分を否定してみてはどうか。

はっきり言うが、今のあなたを保持したままでは、幸せなんか手に入らない。

もちろん痛みは走るが、その痛みは、次に進むために必要である。

本当の自己責任とは、自分の選択で今の人生になっていることををしっかり受け止めることなのだ。

人生の棚卸はゆっくりでいい。

「このままでは、大変なことになる」という心の声は、あなたがもう今の自分ではやっていけないことを示唆している。

あなたが踏み出したとき、必ず応援してくれる人がいる。そして、あなた自身もまた、困難に立ち向かう自分自身を応援するだろう。

この記事は、あなたを殴る愛に他ならない。


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