成長とは一直線ではない。たいていが蛇行した道であると心得る
まるでワープするかのように、A地点からB地点へ迅速に到達する。
その華麗なる飛躍は、多くの人にとっての憧れだ。
ただし、そうした憧れが現実化することはほどんどない。
多くの成長は、泥臭い。つまり地道に積み重ねるしかないのである。
半生を振り返ると漫画家を目指して出版社に持ち込みに行くなど、今の仕事とはかけ離れたことをいろいろしてきた。
恥ずかしい話だが、完成させた漫画を意気揚々と大手出版社に持ち込んで「あなた向いてないから、ちがう道を探した方がいいよ」と真顔で言われたこともあった。
死にたいほどのショックを受けながら帰阪した。自分の未来は暗澹たるものにちがいないと、自宅にしばらく引きこもった。
今やっているライター業にもっと早くたどり着けていれば、と思わないわけでもない。その気持ちは今もゼロではない。
だが、多くの上手くいかなかった体験が今につながっているのも確かだ。
会社員がまるで肌に合わなかったからこそ、フリーランスで生きる覚悟が固まった。
そう、たくさんの挫折を経験しながら人生は続いていく。
想定外のことで頭を打ちながら、やがてしなやかさを獲得する。
もし今あなたが、閉塞感を覚えていたり、絶望の淵にいたとしても全然問題ない。
なぜなら、あなたは必ずそこから這い上がるからだ。
実はすべて上手くいっていると感じている方が危険である。
常に何かの課題があるのが、本来の姿なのだ。
万事問題なしと言い切れる状態は、何かから目を背けている可能性が高い。
あなたの苦しみは、次へ進むために必要なのだ。
苦しさがあるということは、それだけ真剣に向き合っているということだ。
ときには道から外れたり、バランスを崩すこともあるだろう。
一直線にではなく、蛇行しながら必死に前へと進む。
その姿に共鳴し共感する人は必ず現れる。
不器用に前へ進むあなたを、心から応援している。
