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恥ずかしいことの中から、今、向き合うべき大切なテーマを見つける
小学校六年生のときの担任の先生が、すごく生徒思いだった。
卒業間際、ビデオカメラでひとりひとりを撮影して、何か一言口にするという企画があった。
同級生の男連中は、調子に乗ったりはしゃいだりして、楽しそうにカメラに収まった。
僕ひとり赤面して、気が利いたことが言えなかった記憶がある。
この頃から一貫して、非常に照れ屋である。
恥ずかしさを感じやすいというのは、悪いことじゃない。
しかし恥ずかしさがなぜ起こるのかを無視したままでは、もったいない。
恥ずかしさは、向き合いたくない感情や受け取るのが苦手な感情の可視化であることが多い。
愛されたいのにツンとしてしまう人ほど、実は愛情を受け取るときに恥じらいを覚えやすい。
素直に「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えない人は、照れくさいからそうなるのだ。
しかし、その状態が常態化することによって、自分の本心に蓋をしてしまうことがある。
受け取り下手になる理由は、自分で自分を認められていないこと。
愛情を示されたときに、自分には受け取る価値がないとどこかで感じている。
恥ずかしさを乗り越えて、「ありがとう」を言えた瞬間、いろいろなものが内側で溶解する。
凝り固まった感情が溶けるのは気持ちがいい。
やっと素直になれた瞬間だ。
そのとき、感涙する自分に驚く人もいる。
あなたは何を恐れて何から逃れて、今のあなたになったのだろう。
実はそのヒントが恥ずかしさの中に隠れている。
