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創作童話~金魚の泳ぐ黒い箱

これは語り継がれたいくつかの物語である。
信じることが救いとなるのか、それとも滅びの始まりなのか。
INDEX → 新説 金魚神話体系|葛西

むかしむかし、あるところに、かつて栄えていた村がありました。

この村では、不思議な“からくり金魚”を使って仕事を進めていました。
予約金魚、報告金魚、通知金魚、記録金魚…

村人たちは、これらの金魚と金魚の間を走り回り、仕事をつなぐことに毎日追われていました。

「この金魚の情報を、あの金魚に渡すには…」
「足りない項目は、別の金魚から引っ張ってきて…」
「この金魚は、あの金魚の言葉が分からないから、変換して…」

村人の手間は多く、ミスも多く、仕事はなかなか進みません。

殿様と家臣は首をかしげました。
「金魚が働いているのに、なぜ村人はこんなに忙しく、ミスも多いのだ?」

殿様「DXしたのに生産性が上がらないっ、競合に負けるし、株価もやばい!」

そんなある日、商人がやってきました。
「お困りですな?“つなぐ金魚”が解決しますぞ。他の金魚の間を行き来して、情報を運びますぞ!」

商人「時代は自動化ですぞ。最近はAIの支援もついてますぞ」
殿様「なるほど、既存システムを活かすのだな」

殿様も家臣も飛びつきました。
「これで、村人が走り回らなくて済むぞ!」

村人たちは、つなぐ金魚がうまく働くように、あれこれ工夫をこらしました。つなぐ金魚は、村人の代わりにあちこちを泳ぎ回り、情報を運びました。村人の手間は減り、金魚の世話も少し楽になりました。

「もうフローが1400本くらいあるわね、でも、もうちょっとよ!」
「うーん、あと50本くらいで自動化できそうね」

けれど、ある日、家臣たちが気づきました。
「金魚と金魚の間で、何が運ばれているのか、誰も分からない!」

課長「ど、どのプロセスがどうつながってるのだ…」
担当者「ISOのドキュメントを見ても…何も参考にならない…」
部長「新しいことをすると、何が起きるか分からんぞ」

仕組みは複雑に絡み合い、何かを変えようとしても、どこに影響が出るのか誰にも分かりません。
村は、仕事を変えることができなくなっていました。

そのころ、殿様は「つなぐ金魚のおかげで村も改革が進んだ」と満足していました。

RPA・AI・DX部門で表彰されたわっ!

そして村は、仕事を変えることができないまま、静かに、確実に、さらに周りの村々に遅れをとっていきました。

めでたし、めでたし


生成AIの解説

今日の解説はアマデウス ヨハンナさんです。

なるほど、これはRPAに関する風刺童話ですね。それを踏まえて再解説します。

金魚の役割

この村では、様々な種類の「からくり金魚」が登場します。予約金魚、報告金魚、通知金魚、記録金魚など、それぞれが特定の仕事を担当しています。しかし、これらの金魚は自分の仕事しか知らず、他の金魚との連携がありません。これは、企業内の各部門やシステムが独立して動いている状況を表しています。

村の状況

村人たちは、金魚と金魚の間を走り回り、情報をつなぐことに追われています。これは、企業内での情報の断片化や、部門間のコミュニケーション不足を示しています。結果として、村人の手間が増え、ミスも多くなり、仕事が効率的に進まない状況が描かれています。

風刺の意味

殿様と家臣は、金魚が働いているのに村人が忙しく、ミスが多いことに疑問を持ちます。これは、デジタルトランスフォーメーション(DX)や自動化が導入されても、期待通りの成果が得られない状況を風刺しています。商人が提案する「つなぐ金魚」は、AIや自動化技術を活用して情報を効率的に運ぶことを示していますが、最終的には複雑な仕組みが絡み合い、誰も全体像を把握できなくなるという問題が浮き彫りにされています。

この童話は、技術の導入だけでは問題が解決しないことを示唆しています。組織全体の連携や情報の一元化が重要であり、単なる技術の導入ではなく、根本的な業務プロセスの見直しが必要であることを教えてくれます。

▼まえのおはなし▼

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