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子どもの「ひま」が学びに変わる。幼児向けアプリ「まなびランド」を無料公開します

次女が生まれてから、家事や赤ちゃんのお世話に追われ、4歳の長女と関わる時間が短くなった。

家で退屈させたり、寂しい思いをさせたりしているのではないか。
だからといって、手が離せない時間にYouTubeばかり見せるのも気になる。

できれば、遊びながら学びにつながるものを使ってほしい。

もう一つ気になっていたのが、学習アプリのサブスク代である。

既存の学習アプリには、よく考えられた教材や豊富なコンテンツがある。一方で、複数のサービスを契約すれば、毎月の固定費も積み重なる。

すべてを自作アプリで置き換えることはできない。
それでも、娘が興味を持っている内容だけなら、簡易的なものでも作れるのではないか。

そんな思いから、4歳の長女のために「まなびランド」という幼児向け学習アプリを作った。

数字を数えたり、色や形を選んだりしながら、ゲーム感覚で学べるアプリである。

もともとは、わが家のパソコンだけで使うために作ったものだった。以前、その開発過程を記事にもしている。

今回はそれを、スマートフォンやタブレットからも遊べるWebアプリに作り直した。

ダウンロードや会員登録は必要なく、ブラウザから無料で遊ぶことができる。現在は試験段階だが、特に次のような方に使っていただければと思っている。

  • 3〜5歳くらいのお子さんがいる

  • 忙しくて、子どもと十分に遊ぶ時間を取れない

  • YouTubeを見る時間の一部を、学びにつながる時間に変えたい

  • 学習アプリのサブスク代を少し減らしたい

無料で遊べる「まなびランド」はこちら。

市販の学習アプリほど高機能ではない。それでも、ちょっとした待ち時間や、どうしても手を離せない時間の助けにはなるかもしれない。

1.スマートフォンから遊べるWeb版にした

デスクトップ版を作った後、同じような悩みを抱える家庭にも使ってもらえないかと考えた。そこで検討したのがWebアプリである。

私は以前、Android向けの生活支援アプリ「GOALIFE」を作った。しかし、Google Playで一般公開するためのテスト条件を満たせず、本番公開前の審査で一度挫折している。

Webアプリなら、ストアの公開前審査は必要なく、ダウンロードやインストールも不要だ。URLを開くだけで、スマートフォン、タブレット、パソコンから利用できる。

現在は、数字を数える、色や形を選ぶ、大きさや数を比べるといった遊びを実装している。

家事の合間や出かける前の待ち時間など、ちょっとした時間に使っていただければ幸いである。

2.登録不要で、すぐに安心して遊べる  

まなびランドは小さな子どもが使うアプリだからこそ、できるだけ安心して利用できる仕組みにした。

名前や年齢、メールアドレスなどを入力する必要はない。アカウント登録も不要で、ページを開けばすぐに遊び始められる。

広告やアクセス解析も入れておらず、個人情報を収集する仕組みは設けていない。

設定や獲得したシールなどの記録は、外部のサーバーへ送信せず、利用しているブラウザ内にのみ保存される。

そのため、同じ端末・同じブラウザであれば、次に開いたときも続きから楽しめる。

一方で、記録はアカウントにひもづいているわけではないため、スマートフォンとパソコンの間では共有されない。同じ端末でも、ChromeとSafariでは別々の記録になる。また、ブラウザのサイトデータを削除すると、シールなどの記録も消える場合がある。

現時点では、バックアップや端末間の同期機能は用意していない。その代わり、登録の手間や個人情報の入力なしで、気軽に使える形を優先した。

データの扱いについては、アプリ内の「保護者の方へ」にも詳しく記載している。

3.Claude Codeだけでは完成しなかった

私はプログラミングの専門家ではない。

Claude Codeに「幼児向けの学習アプリを作って」と伝えるだけで、使いやすいアプリが完成するわけではないのだ。

今回の開発では、ChatGPTと相談しながら要件や修正方針を整理し、その内容をClaude Codeへ渡して実装を進めた。

数字を選ぶゲーム一つでも、決めることは多い。

何歳を対象にするのか。正解と不正解をどう伝えるのか。
間違えた子どもが嫌がらない表現にするにはどうするか。
小さな画面でも押しやすいボタンの大きさはどのくらいか。
連打されたときに、正解やシールが二重に加算されないか。

Claude codeはコードを書けても、こうした判断の正解まで自動で決めてくれるわけではない。

たとえば、「ボタンを大きくして」と指示しても、どのボタンを、どの端末で、どの程度まで大きくするのかが曖昧であれば、想定とは違う修正になる。

「読み上げボタンの文言を分かりやすくして」という指示も同じだ。

問題が最初に自動で読み上げられるゲームと、ボタンを押すまで音が流れないゲームでは、適切な表示が異なる。

つまり、AI開発では、やりたいことを伝えるだけでは足りない。
どのような状態を正しい完成形とするのかまで、言葉にする必要がある。

Web版にした後も、さまざまな問題が起きた。

最初は音が鳴らないのに、画面上では「音あり」と表示される。ミュートボタンを押した瞬間だけ音が漏れる。iPhoneでは、画面を移動するたびにBGMが重なっていく。

一つ直すと、別の条件で新しい問題が出ることもあった。

そのたびに、私は「音がおかしい」とだけ伝えるのではなく、いつ、どの画面で、どの操作をすると、何が起きるのかを整理した。そして、本来どう動くべきなのかを決めてから、Claude Codeへ修正を依頼した。

さらに、同じ問題が再発しないように自動テストを追加し、最後はスマートフォンやタブレットの実機でも確認した。

ここで学んだのは、AI開発で大切なのは、最初から完璧な指示を書くことではないということだ。

実際に動かす。
違和感を見つける。
原因を調べる。
期待する動作を言葉にする。
修正後に、もう一度確かめる。

この繰り返しによって、アプリの完成度は少しずつ上がっていった。

AIはコードを書いてくれる。

しかし、誰がどのような場面で使うのかを考え、細かな仕様を決め、
最終的に「これでよい」と判断する役割は、人間側に残る。

私の場合、Claude Codeは実装を進める役割、ChatGPTは問題や要件を整理する役割を担った。そして私は、実際に使う子どもの立場から違和感を見つけ、何を直すべきかを決めた。

プログラミングの知識が少なくても、AIを使えばアプリは作れる。

ただし、AIにすべてを任せるのではなく、人間が利用者の視点を持ち、AIが迷わず実装できるところまで具体化することが必要だった。

4.試験版として無料で公開する

私はプログラミング未経験から作り始めたため、市販の学習アプリほどの完成度には達していない。現時点では、有料で提供するよりも、まずは無料で使ってもらう段階だと考えている。

一方で、私と同じような悩みを抱える親御さんの助けになるかもしれない。実際に使ってもらえれば、自分では気づかなかった改善点も見つかる。

それは私のスキルアップだけでなく、娘がもっと楽しめるアプリ作りにもつながる。

そう考え、今回は試験版として無料で公開することにした。

まだ端末やブラウザによって不具合が出る可能性があるため、まずはこの記事を読んでくださった方と、そのご家族での利用を想定している。

もし使ってみて、「子どもが楽しんでいた」「ここが操作しにくそうだった」「こんな遊びもあるとよさそう」といった感想があれば、コメントで教えていただけるとうれしい。

また、「とても役に立った」「子どもが楽しんでくれた」と感じた方は、お気持ちで100円からチップで応援していただけると、今後の開発の励みになる。

まずは無料で気軽に遊んでいただき、お子さんに楽しんでもらえたら何よりである。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでも参考になった方は、スキやコメント、フォローをいただけるとうれしいです。

私のこれまでの失敗や、note・AI・アプリ開発に取り組んでいる理由は、こちらの自己紹介記事にまとめています。


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