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高野山から和歌山城へ~ヨーロッパ系の観光客が多い高野山とアジア系の言語が交錯する和歌山城~絶品だったカラスガレイの煮つけ

 高野山から和歌山城へと旅して来た。高野山へ行ったのは四十数年ぶりである。前回は電車とケーブルカーを使って高野山まで行き、一日目は奥之院墓地や金剛峯寺を散策した後高野山の宿坊へ泊り、二日目は法隆寺へ行った後、桜井市から天理市までの山の辺の道を自転車で走り、箸墓古墳などを見て帰って来た。まあ、若かりし頃の思い出である。

 今回はもはや七十歳を超えたロートルなので、そんな元気はとてもなく、車で金剛峯寺近くの駐車場まで行き、奥之院墓地を歩いて御共所で御朱印をもらい、翌日は和歌山城を散策して帰って来た。

1、高野山へ

 例によって名神の吹田ジャンクションから近畿自動車道へ入り、阪和自動車道を経由して、和歌山JCTで京奈和自動車道に入った。このまま高野口ICで降りたら後はクネクネの山道を登るだけで大した苦労もなく高野山へ行けるわいと思っていたら、京奈和自動車道が工事をしていて途中で降ろされてしまった。仕方なく、橋本市まで一般道を通らざるを得なかったため、予定より大幅に遅れてしまった。

 それでも何とか昼前に高野山に着き、金剛峯寺第二駐車場に車を置き、そこから奥之院を目指して歩き出した。この日は連休一週間後の平日であったため、人はそれほど多くなく、駐車場はかなり空いていた。

 途中、「中央食堂 さんぼう」さんの精進料理で腹ごしらえをし、そのまま町中を歩いて奥之院を目指した。昔、宿坊に泊まった時にはこんにゃくや高野豆腐や山菜ばかりの精進料理に辟易し、肉や魚が恋しかったのだが、この年になるととても満足だった。

 15分ほど歩いて奥之院の入り口である一の橋に着くと、織田信長や豊臣秀吉など、歴史上の多くの有名人たちのお墓と遭遇しながら、御廟橋(ごびょうばし)を通って弘法大師の御廟まで行き、御共所で御朱印をもらって再び同じ経路で引き返して来た。四十数年前もここを通ったはずなのだが、ほとんど覚えておらず、石田三成の墓があったなということだけがかすかに記憶に残っているくらいだった。

 途中で出会う人の半分くらいは、ヨーロッパ系の外国人で、私の耳にはドイツ語とスペイン語がよく聞こえてきた(ホントかしらん?)。アジア系の人はほとんどいなかった。やはり、ヨーロッパにはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(スペイン)に代表されるキリスト教の巡礼文化があるので、それとの共通性によるものだろう。もしかしたら南米の人も多いのかもしれない。
 
 元々、四国八十八ヶ所巡り(お遍路)が終わると、その「お礼参り(満願)」を行うのがこの高野山だそうで、その八十八ヶ所巡りにはヨーロッパ系の人も多い(何と「先達(せんだつ)」になっている人もいるそうな!)と聞くから、これは不思議でも何でもないことかもしれない。

 日ごろの運動不足がたたり、ヨタヨタになりながらやっと奥之院入り口まで帰って来た。あまりにシンドイので、よほでバスに乗ろうかと思ったが、それでは情けないので、必死で歩き、何とか金剛峯寺まで「ブジに(シャレです😁)」たどり着くことができた。

 その後、金剛峯寺を拝観、内部を見学した後、午後4時前に車で高野山に別れを告げた。当方の宗派は日蓮宗なので(従って、本山は身延山久遠寺)、多分もうこの高野山に来ることはないだろう。
 実は今回の高野山行きは、四国八十八ヶ所巡礼、いわゆる「お遍路」の最後の総仕上げとして訪れたものだった(と言っても、私自身がお遍路したわけではありませんが・・・・・😓)。

 それにしても、あの墓石ばかりが2キロ以上延々と続く風景はまさに圧巻であった。これ、夜来たら怖いだろうなと思ったら、現代風の小さな灯篭もちゃんとも整備されており、夜のお墓ツアーも好評だという(ホンマかいな?)。

             金剛峯寺第二駐車場

              高野町市街

         「中央食堂 さんぼう」の精進料理

            奥之院入り口(一の橋)

              織田信長墓所

               明智光秀墓所

               豊臣秀吉墓所

               石田三成墓所

              武田信玄墓所

              浅野内匠頭墓所

           御廟橋(これ以降は撮影禁止)

           御廟(和歌山県観光振興課)

               金剛峯寺

2、高野山からホテルへ

 今宵の宿はJR和歌山駅近くのホテルルートインGrand和歌山駅東口」というホテルにとった。実は宿坊への宿泊も考えたのだが、あまりに値段が高いので断念した。

 今回泊まったホテルは特にこだわりがあったわけではなく、楽天トラベルで偶然見つけたものだ。一泊二食付きで12,000円前後とリーズナブルであったのと、よさげな大浴場があったのでここに決めたのだ。

 正直、それほど期待していたわけではなかったが、これがまた予想外(失礼!)にいいホテルだった。
 特に良かったのが夕食である。このホテルの夕食は併設のレストランで、「とんかつ定食」や「牛すき煮定食」など五つの定食から一つを選ぶことになっていて、私は牛すき煮定食にでもしようと思っていたのだが、この日はその五つに加えて、季節の味として(多分)「カラスガレイの煮付け」など二種類が加わっていた。

 魚が好きな私は、急遽肉から魚へと変更し、カラスガレイの煮付けを選んだのだが、これがまた絶品だった。からすぎもせず、あわすぎもせず、本当に上品な味付けで、私はこんなうまい煮付けには久々に出会った。 
 私は料理も好きなので、時々魚の煮付けを作ることもあるのだが、こんな味には到底到達できない、そんな見事な味付けだった。思わずサービス係の女性の方に、とても美味しかったと作った方にお伝えくださいと言ったほどである。写真がないのが残念である。

 このホテルはこの夕食の他にも朝のヴァイキングもとても美味しかったし、大浴場も素晴らしかった。部屋がやや狭いというのが唯一の難点だが、それをはるかに上回るアドヴァンテージがあるホテルだった。

         ホテルルートインGrand和歌山駅東口

   トンカツ定食(これも味見をした?が、レベルは相当高かった)

3、和歌山城にて

 翌日は和歌山城へ行った。和歌山城は和歌山市内の中心部にあり、さすが徳川御三家の居城らしく、威風堂々としたたたずまいだった(もちろん戦後コンクリートで再建されたものですが)。

 城の内部はほとんど展示室にあてられており、多くの観光客でにぎわっていた。不思議だったのは、聞こえてくる言語の多くが中国語だったということである。中国語の中に日本語と韓国語が混じるといった案配だった。
 あの台湾有事発言もあったことだし、不思議だなあと思って、よくよく考えてみると、どうもほとんどが台湾からの観光客の方だったようだ。ヨーロッパ系の方はまったくいなかった。

 それにしても、日本人を除くと、ヨーロッパ系の外国人ばかりで、アジア系の外国人はほとんどいなかった高野山、逆に中国(台湾)系の人が多く、ヨーロッパ系の人はまったくいなかった和歌山城、とても対照的な二つの観光地だった。

               和歌山城

          和歌山市街から和歌山城を望む

              和歌山城庭園

              和歌山城内の坂

             和歌山城天守閣内部

   和歌山城天守閣から和歌山湾方面を望む(海に注ぐのは紀の川)

4、おわりに

 和歌山城を辞去したあとは、あの有名な「和歌山ラーメン」を食べようと思い、店をさがして食べたら、とろみのついた昔風の独特の味のラーメンだった。チャーシューが一杯のっており、それで700円は安いと思った。 
 自己申告制で、テーブルに鯖の押し寿司と生卵がのっていたのも面白かった。観光客というより、地元の常連さんでにぎわっていた。

               鯖の押し寿司

 例によって、この後、阪和自動車道・近畿自動車道を経由して帰った。全走行距離は600キロほどだった。今回の旅で、和歌山が案外大阪から近いのに驚いた。
 帰る時、和歌山市内で、笠をかぶった白装束の巡礼姿の人に出会った。おそらく四国八十八ヶ所巡礼が終わり、最後に歩いて高野山へ向かわれるのだろう。自分にはとても真似できないと、尊崇の念を抱いた。

 実は京奈和自動車道の通行止めがこの日の朝6時に解除されたことを知り、奈良・京都を経由して帰ろうと、京奈和自動車道に乗ったのだが、どうもつぎはぎ?でしか開通していないらしく、ドツボにはまる危険性?を察知、「道の駅 かつらぎ西」で急遽引き返して阪和自動車道にのりかえたのだった。 
 その判断は正しかったようで、後で調べてみたらもしあのまま京奈和自動車道にのり続けていたら、家に着くのは多分2時間近く遅くなっていただろう。危ないところだった。皆さん、京奈和自動車道を利用するのは全線開通するまで待ちましょう(それでも対面通行ですが)。

 今回も無事帰って来れたことに感謝🙂。

             今回の旅行の関連地図

               山の辺の道      

若い方には高野山から山の辺の道というのもいいコースですよ(向こうに見えるのは景行天皇陵)

           山の辺の道にある箸墓古墳  

この箸墓古墳の北には、邪馬台国(大和説)の候補地である纏向遺跡がある











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