NHKにおける辺野古沖転覆事故の報道を検証:【NHKは左翼なのか?】
※写真はNHKニュースより
こんにちは。kabaです。今回はNHKの辺野古沖転覆事故に関する報道を検証します。
まず、前提としてNHKは、放送法第4条に基づき「政治的に公平であること」「意見が対立している問題については、多角的な観点から論点を明らかにすること」が義務付けられています。
私の個人的な意見としては、NHKの報道は多角的な観点を持ち、公平性は比較的高いと思っています。(異論はあるかと思いますが・・・民法各局よりはましなのは間違いない)
しかし、今回の辺野古沖転覆事故では、明らかに多角的な観点を欠く、政治的に公平でない報道姿勢がみられましたので記事にしました。
以下にその検証を書いていきます。
・NHKの報道量について
辺野古沖転覆事故については以前こちらの記事で報道全体の政治的偏向を検証しました。
事故発生当初は、報道量の少なさが問題視されていましたが、5月22日に文部科学省が政治的活動を禁じる教育基本法第14条第2項に違反すると認定して以降は、多くの報道機関が辺野古沖転覆事故を取り扱うようになりました。
NHKにおいては事故直後からそれなりに報道されているようには思います。内容としては、学校やヘリ基地反対協議会、海保等から発表があったことを報じるものが多いです。
検索結果 | NHK ←記事検索をかけてみました。
ただし、事故に対する注目度は低かったと思われます。NHKのニュースサイトでは下記画像のように注目度の高い事件、事故については更新記事をまとめた特集ページを作成しており、辺野古沖転覆事故についてもピックアップされています。

しかし、実はこの辺野古特集ページが作成されたのは、5月20日前後です。(正確な日付は確認できなかったですが、筆者はNHKのニュースサイトを頻繁に見ていますので大きなずれはないです)
つまり、NHKは事故発生から約2か月後に特集ページを作成した訳ですが、それまでは特に注目していなかったということになります。
辺野古事故の少し後に発生した、京都南丹市の小学生行方不明事件(後に父親が逮捕される)については、他の報道機関と同様連日大きく取り上げて報道しており、NHKニュースサイトでも行方不明直後に特集ページを作成していました。(事件が収束した現在は削除されている)
辺野古沖転覆事故と京都南丹市の事件では性質が大きく異なりますので、一概に比較するのは難しいかもしれませんが、子供の命が失われたという同じ事象に対して、ここまで報道量、注目度が異なることは非常に違和感があります。
NHKの報道内容の検証
検索結果 | NHK
辺野古沖事故に関する記事を一通り見てみましたが、ヘリ基地反対協議会に関する報道が非常に消極的であることが見て取れます。
まず、ヘリ基地反対協議会に関する記事が少ないことに加え、
辺野古沖転覆事故 船長の所属団体 HPに謝罪コメント | NHKニュース
例えば、こちらの記事ではヘリ基地反対協議会が謝罪コメントをHPに掲載したことを報じているのですが、この記事を作成するにあたりヘリ基地反対協議会に取材は行っておらず、ヘリ基地反対協議会のコメントをコピペしただけの記事になっています。(取材をしている場合は、「NHKの取材に対して~」といった文言が記事に入ってきます)
また、検索結果を確認するとわかりますが、記事タイトルにおいて、ヘリ基地反対協議会という名前は1回も出てきません。記事の中では出てきます。
他の記事を見ていても、ヘリ基地反対協議会に取材を行ったことはほとんどないと思われます。
また、今回の事故が、「海上運送法上の事業登録のない船で発生した」と言う大きな問題に対する追及もしていません。
これらを踏まえると、NHKはなぜかヘリ基地反対協議会を極力扱わないようにしているという風に見て取れます。今回の事故の当事者はヘリ基地反対協議会なのですから、当事者に対して取材を行うのは当たり前のことのはずですが、今回はそれがありません。
なぜかは分かりません。穿った見方をすれば、政府に対立する左翼団体が不利にならないよう配慮していると見えてしまいます。
また、別の記事も見ていきましょう。
沖縄 「平和学習」「平和教育」含む投稿 SNSでの変化分析 | NHKニュース
こちらの記事では、「平和学習」または「平和教育」を含む投稿がSNSの「X」でどのように変化したか分析しています。
記事を一部抜粋しますと
「平和学習」または「平和教育」を含む投稿がSNSの「X」でどのように変化したか分析しました。
まず、投稿件数をリポストを含めて月別で見ると
(中略)
事故が起きた3月16日から5月12日までのおよそ180万件が、どのようなことばと一緒に投稿されたかも調べました。
事故と直接、関係ないことばも多く投稿されていて、
▼「政治」がおよそ28万件、
▼「左翼」がおよそ20万件、
▼「思想」がおよそ16万件、
▼「偏向」がおよそ11万件などとなっています。
このうち、「左翼」ということばは、事故が起きた直後に投稿が増えていて、関係した団体や人物へ向けた文脈で多く使われていました。
その後、投稿が増えていたのが「偏向」ということばで、平和学習の内容やあり方をめぐる関心が高まっていました。
こうしたSNSでの動きについて、玉城知事は、先月25日の会見で「偏向的な平和教育ということばが独り歩きしている。沖縄の平和教育は決してそういう偏向的なものではない」と述べました。
また、那覇市の知念市長は、先月28日の会見で「平和学習があまりにもリンクされて、ごっちゃになって語られている。平和学習は平和学習としてしっかり見ないといけない」と述べています。
これ以降、この記事ではこれからも沖縄戦をめぐる平和学習を工夫しながら進めることが大切と訴える内容につながっていきます。
私はこの記事に非常に違和感を感じました。
まず、
▼「政治」がおよそ28万件、
▼「左翼」がおよそ20万件、
▼「思想」がおよそ16万件、
▼「偏向」がおよそ11万件
という投稿内容から、
このうち、「左翼」ということばは、事故が起きた直後に投稿が増えていて、関係した団体や人物へ向けた文脈で多く使われていました。
投稿が増えていたのが「偏向」ということばで、平和学習の内容やあり方をめぐる関心が高まっていました。
と分析しているのですが、投稿数の大部分を占める「政治」「思想」を無視して「偏向」に注目し、玉木知事の平和教育は偏向していないという言葉につなぐ流れは乱暴だなと思います。
「平和学習」と「政治」「左翼」「思想」「偏向」からまず分析できるのは、辺野古基地移設という政治的な問題に対して、左翼の抗議活動と平和学習がごちゃまぜになっているのではとSNSで議論されているということだと思います。
NHKのこの記事では沖縄戦をめぐる平和学習が大切と訴えており、辺野古基地移設の問題にはほとんど触れていません。
平和学習が大切なのはその通りです。それはいいです。しかし、SNSを分析するのであれば、平和学習ではなく抗議活動の在り方に問題があるのではと問題提起すべきです。NHKはSNSで議論されていることを明らかに無視しています。
SNSで多く言われているのは「ヘリ基地反対協議会や共産党を追求しなければならない」ということです。
NHKがその声を無視するのは、左翼を擁護する思考が働いているとしか考えられません。
辺野古沖転覆事故に関しては、NHKは左翼である
ここまでの検証を踏まえると、今回の辺野古沖転覆事故に関するNHKの報道は、かなり左翼に偏っていると断言できます。
なぜなのかははっきりとは明言できませんが、少しそこに言及した記事がありましたので紹介します。
辺野古事故後:NHKの偏向報道に透ける根深い構造 元職員が暴露する「特定ワードの排除」とOBが認めた「左翼の縄張り」の正体 | Total News World
NHKのOBが好き勝手に語っているだけですので信憑性は低めですが、NHK沖縄放送局が左翼であるという視点は参考になると思います。
いずれにせよ、NHKという公共放送が左翼に偏った報道をしているというのは、放送法に抵触していることもありますし、
そもそも、国民の知る権利を阻害していることに加え、真相究明を求める遺族の方々に不利益を被っているという問題があります。
NHKには放送法に基づき政治的に公平で、多角的な観点をもって報じてほしいと願うばかりです。
このnoteでは、オールドメディアを中心とした報道の在り方を問うため、社会・政治報道を中心に、報道機関を批評する記事を書いていこうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
