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誰だってちょっと変なところがある、でも大丈夫 | 『サイコだけど大丈夫』

『サイコだけど大丈夫』( 原題『사이코지만 괜찮아』 )
お金もなく、親もなく、希望すらない精神病棟保護士
彼にとって唯一の存在は自閉症スペクトラムの兄だけ
毎月の給料でただ腹いっぱい食べて、両足伸ばして寝るところがあればいい
それで十分という男の前に突然、童話の中の魔女のような奇妙な女性があらわれた
ナイフの代わりにペンを振り回し、童心を支配して操ろうとする児童文学界の女王
彼女は先天的欠乏、人の愛の感情を知らない

tvNホームページ/日本語訳*

とてもとても好きなドラマなのですが、内容を想像しにくいタイトルだからか、しばらくスルーしていました。
主人公は既に大スターであるキム・スヒョン。彼のこともまだ知らなかった韓国ドラマ初心者の私が、もっと韓国という国のことを理解したくて手に取った本*にこのドラマが取り上げられていたことで、ようやくたどり着くことができたのです。
本の中で「成長と治癒の物語」(p.36)とありましたが、まさにそれ!これ以上の表現は見当たりません。
*『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』(集英社新書 著:伊東順子)

自分が生きるただ一つの意味は自閉症スペクトラムの兄の面倒を見ることであり、自分自身への希望も欲も拒否している主人公ムン・ガンテ(キム・スヒョン)。登場人物の中で唯一安定した大人であるように見えていた彼の心の傷が何なのかが途中からわかってくると、「ヒョン…」と兄を呼ぶ表情や声、涙にぐっときてしまいます。

キム・スヒョンはかっこいいしラブ要素もあるけれど、それがメインのドラマではありません。
登場人物たちそれぞれが抱える傷やトラウマを、周囲に助けられ、癒され、受け入れて解放して、成長していく物語。
キラキラした胸キュンアイドルドラマが苦手だという硬派な方にもおすすめです。
ぜひ、倍速や早送りをせず、じっくりと観ていただきたいです。

いちばん好きなシーンは、ガンテ(弟:キム・スヒョン)とサンテ(兄:オ・ジョンセ)、コ・ムニョン(童話作家:ソ・イェジ)が3人で家族写真を撮るところ。画面の前で思わず小さく拍手していたし、この写真を自分の部屋にも飾りたいと思うほど良い写真でもあり、ホッとした場面でした。
そしてこのシーンの頃になると、守られる一方の存在だったサンテが兄らしく頼もしくなっていることも、このシーンが好きな理由のひとつなのです。
兄役のオ・ジョンセは、好きな俳優の一人になりました。

それにつけてもコ・ムニョン(童話作家:ソ・イェジ)のファッションがすごくいい。お人形のような抜群のスタイルの持ち主である彼女だからこそ成り立つファッションで、本当にかわいすぎます。
なりたい。
ああ…なりたい…


日本で『愛の不時着』が大人気だった頃、このドラマが人気1位だった国も多かったとか。



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