2026年1月 ③ 北部九州 乗り鉄・フェリーの旅 後編
こんにちは。福江島の夜が静かだったのでぐっすり眠れた、アラ還スリーピングビューティーのホタテマンです。
さて、今回の旅もこれで大詰め。本日は福江から自宅までの移動となる。
旅行3日目
福江のホテルで起床。

朝食は付いてないので船内で食べる弁当を近くのほっともっとで購入。弁当片手に福江港ターミナルへ向かう。

中に入ると色んな航路の窓口がある。一番手前がこれから乗る野母商船の太古の窓口、その隣が昨日長崎からのった九州商船の窓口。その奥はその他五島の離島へ向かう各種フェリーの窓口。

九州商船の大型船である長崎行きの椿・万葉や博多行の太古等はターミナルのすぐ裏にある大きな岸壁に接岸する。その他、ジェットフォイルや小型フェリーはターミナル横にある1号・2号桟橋につける。


10時10分出港なのだが、10分前の10時まで乗船が開始しないので2階の乗船口に行ってみる。



太古のスペックはこちら↓
全 長:94m
全 幅:14.4m
総トン数:1,598トン
航海速力:19ノット
旅客定員:350名
搭載車輌数:乗用車換算 55台
昨日乗船した九州商船の「椿」とほぼ同じサイズ感である。客数は雑魚寝部屋中心の「椿」の方が個室が多数ある「太古」よりも多く乗せられるので少し多目。
野母商船 太古 福江 10:10 => 博多 17:50
7時間40分の航海でスタンダード料金が4,930円。1時間あたり約636円なので長距離フェリーなみの料金体系であり、コスパは良い。

10時丁度に乗船開始。


太古は2014年に就航した、まだ10年少しの中型フェリー。船内設備は充実しており、シップ・オブ・ザ・イヤー2014小型旅客船部門賞を受賞している。
1階にスタンダード利用客用の施設が集中しており、2階には個室が集中している。流石に大浴場はないが、無料で使えるシャワールームがあるので設備は充実している。
博多~福江の下り便は23:45に博多を出港し、宇久~小値賀~青方~奈留と寄港。福江には翌朝の08:15に到着する。深夜便なので宿泊を兼ねて利用する人が多いので乗船客も多いようである。逆に福江~博多の上り便は福江を10:10に出港し、奈留には寄らず青方~小値賀~宇久と寄港して博多に17:50に到着する。この場合、ほぼ一日潰れてしまうので人気があまりないよいうだ。その証拠に今回乗船した際もガラガラだったし、1室しかないスイートルームも下りが+17,600円に対し、上りは半額の+8,800円で利用できる。




出航!


荷物を置いて展望ラウンジに向かう。

この展望ラウンジは2階最先頭部にあり、ラウンジ横のドアからデッキに出ることが出来る。冬のこの時期は寒いので出なかったが、フォワードラウンジは一般的でも前方デッキがあるフェリーは本当に珍しい。そしてこの航路の最大の魅力は狭い五島列島の海峡を縫うように大型船が進む景色。フェリーフェチにはたまらないのだ。

福江島①の東側(長崎方面)にある福江港を出ると多々良島や椛島などの間を通り五島の一つ、久賀島②の東側を通過する。その直後に北にある奈留島③の横を通過し、その北東に位置する若松島④と中通島⑤の間の海峡に入っていく。①~⑤が五島列島の由来。
この海域は磯釣りの際、渡船で何度も通過した経験があるが、20トン未満の渡船と1,600トンある太古ではその迫力は全然違う。


船首を少し北に回頭すると海峡の先に人工物が見える。

若松大橋についてはこちら↓
新上五島町若松郷は若松島と若松瀬戸を挟んだ中通島の一部と、大小30の島々からなる、面積60km²の漁業の町です。
また、若松瀬戸は多くの島と入江が交錯し、その間を潮流(最大6ノット)が激しく流れる風光明媚な西海国立公園の中心地となっています。 架橋の要望は早くからあり、五島列島を橋で結ぶという構想が引き継がれてきました。 「若松大橋」は、新上五島町内の中通島と若松島を結ぶ橋梁として、昭和56年から建設工事に着手し、平成3年に開通しました。 令和3年からは耐震補強工事に着手しており、まず若松大橋の橋脚のうち海にある2本の橋脚の工事を行い、令和7年3月に完了しました。今後も引き続き、耐震補強工事を順次進めてまいります。
西海国立公園・若松瀬戸に架かる全長522mのトラス橋。橋の中央から見下ろすと、渦を巻く潮の流れや入り江の鮮やかな海の色を楽しめます。橋の下を大小さまざまな船が行き交う光景は、ここでしか見られない特別な眺めです。龍観山展望所など周辺のさまざまな場所から橋の姿を眺めることができます。

いよいよ若松大橋を潜る。


あまりにも素晴らしい景色に、呑まずにはいられない。

お腹も空いてきたのでホテル近くで購入した弁当を素晴らしい景色を見ながら頂く。



若松瀬戸を抜けると中通島の西側の外洋を北上しながら青方港を目指す。昨日から吹いている西風を諸に受け、海上は大荒れ。

日本に2つしかない洋上タンク方式の上五島国家石油備蓄基地。

石油備蓄基地を回り込むように湾奥に進むと青方港である。

この後、出港を見届け、展望ラウンジに戻ったが次の寄港地である小値賀島までは中通島の西側を北上するので海が荒れていて見るものもない。荷物を置いた雑魚寝エリアに戻るが満腹とお酒も手伝ってウトウトしてたら数時間寝てしまった。起きたら小値賀島も、次の寄港地の宇久島も、その後潜る平戸島と生月島に掛かる生月大橋も、松浦火力発電所も、玄海原発も、加部島の牛も、全部見逃してしまい、太古は既に福岡港へのアプローチとなる糸島の先端と玄海島の間を航行中。



福岡の街が見えてきた。


博多港到着!

ここは五島行の太古以外にも、壱岐や対馬行のフェリーが出ている。
ターミナル前のバスに飛び乗る。ガラガラだったのでこれはいいやとたかをくくっていると次のバス停である福岡国際センター前で大勢の女性が乗ってきた。正直、乗り切るのがギリギリなぐらい乗ってきたのである。自分は前の方に座っていたが、もし後ろの方だったら終点の博多駅まで降りれなかっただろう。不思議に思いスマホで福岡国際センターの公式ウェブサイトのイベントページを確認するとなんとこの日は日本の男性5人組ダンス&ボーカルグループのDa-iCEのコンサートが行われた模様。土日の2日間公演だったらしく、昨日の土曜日は開演17:00に対し、帰りの時間を考慮してか日曜日の本日は15:00開演なので、18:00頃の現在は丁度公演終了時間にぶつかったものと思われる。車内は静かなのだが兎に角、色んな世代の女性が押し競饅頭状態。終点でも良かったのだが、少し手前でこれから乗る地下鉄空港線の祇園駅があったのでそこで下車。女性のすし詰めバスからは無事開放される。
これから乗る飛行機は19:55発なので、太古を下船してから飛行機が飛び立つまでの時間は2時間5分。移動時間やチェックイン時間を考えるとギリギリである。そんな中、コンサート帰りの女性客がバスの移動速度を鈍化させてしまったのでヒヤヒヤものである。
福岡市地下鉄 空港線 祇園 18:26 => 福岡空港 18:33


偶然にも当初予定していた電車に乗ることが出来たので一安心。

まだ出発まで1時間あるのでラーメンでも食べることにする。


美味しいが、大きな感動はなかった。
お腹もいっぱいになったのでお土産を購入し、保安検査を通過。到着が遅れたので出発は19:55 => 20:25に変更。
ANA 270便 福岡 19:55から20:25 => 羽田 21:30から22:00
久しぶりのB777-300。大きい飛行機なので乗り降りに時間がかかる。

機長が頑張ってくれたようで到着までに15分程取り戻してくれた。
預け手荷物はないので真っ直ぐ京急に向かい、日付が変わる前までに無事帰宅。
戦利品

以上、北部九州鉄道とフェリーの旅でした。
太古は想像以上に良かったです。皆さんにも一度経験して頂きたいが、福江に行くまでが大変かもだけど。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。励みになるので♡やコメントお願いします。
それではまたお会いしましょう! In a while, crocodile!
