Episode 26 ひとりが好きではないのです。
中島みゆきの往年の名曲で「ひとり上手」なんてのがあります。
男女の別れ…特に女性の未練を歌う歌なんですが、この歌で扱う「手が届かない感」みたいなものって、けっこう胸に刺さるんですよね…私はもう中年のオッサンですけど。
聞くのが苦手で触られるのが苦手な私は、人の輪から外れ気味のポジションでした。
輪の中に入っていれば、いつ触られるかわからないし、いつ話しかけられるかわかりません。
全身すべて集中していないと接触にも言葉にも対応できない訳です。
これはかなり疲れる…。
自ずとニュートラルな状態を求めてひとりになるわけです。
ただ「苦手から逃げる≒ひとりになる」は正解でも「ひとりでいる=ひとりが好き」ではないのです。
可愛がられたいとか、仲良くしたいとか、ある意味で人間の基本的な欲求だと思います。
それは私も変わらない。
でも、聞くのが苦手で触られるのが苦手だと、「会話」や「スキンシップ」は緊張感を伴ってしまうので「×」です。
だから、触らず話さずそばにいるのが一番の安心感だったような気がします。
ネコをイメージしてもらえば良いのかなと思います。
着かず離れず…凄くビミョーな場所に佇んでいることが多いじゃないですか。
手が届くからって、遊んであげるつもりで手を出すと怒られる。
怒っているのかと思えば、そうでもなくて、手の届くところにいつもいる…。
ネコの場合はそれが「普通」なので、そんなものとして扱われる…「ネコだからねー」って。
それが人だとそうはいかない。
近くでじっとしているだけって、けっこうブキミ。
ひとり上手とよばないで
心だけ連れてゆかないで
私を置いてゆかないで
ひとりが好きなわけじゃないのよ
歌の本筋とは全く違いますが、ひとりがさびしい、手が届かない感はこんな感じです。
私の場合、このさびしさが「両極の種」になったんじゃないかと思うのです。
旧ブログ アーカイブ 2018/10/10
