Episode 207 出来ることをするのです。
ウチは家事をパートナーと分担して行います。
それは作業する家事の内容を固定して分担するのではなく、時間ごとに発生する家事を、その時間にできる方が作業する…という形で行われます。
例えば、私もパートナーも仕事の日ならば…
①風呂に湯を張り、
②一回目の洗濯機を回し始め、
③夕飯の準備をして、
④洗濯物をたたむ、
⑤風呂に入り、
⑥夕飯を食べ、
⑦食器を片付け、
⑧洗濯物を干す、
という一連の家事と生活の流れを、先に帰ってきた方が①から順番に進めていく感じです。
ポイントは⑥の夕飯をみんな揃って食べるということで、そこまでの流れをパートナーと手分けして行うワケです。
基本的には先に帰ってきた方が食事の準備、後に帰ってきた方が洗濯物をたたむというのがパターンですね。
先に風呂に入るのは、食事の準備と洗濯ものをたたむのと、どちらが先に終わるか…です。
盆明けから年末までの時期が繁忙期の私は、その時期になると殆ど家事ができなくなりますが、閑散期の今時分は残業もほとんどなく、パートナーより帰宅が後になることは稀です。
そうすると、自然と食事を作る機会も増えたりするのです。
パートナーがどんな風に感じているのかは知りませんが、この流れは私にとって作業進行を軸にした「帰宅後のルーティンワーク」であって、これをすることに何の違和感も感じていません。
ウチの夕方の過ごし方は、視点によっていろいろな見方ができることのようです。
例えば…ジェンダー論からすれば、夫婦がフルタイムの共働きであれば、家事も平等に分担するという当たり前のことが出来ずに、未だに女性の家事負担が問題になる点の改善提案になります。
家のことを「手伝う」という感覚自体がそもそも間違いで、家のことを「シェアする」が正解ではないか…という問題提起と改善提案です。
その一方で、私のASD的な心理状態の安定という側面もあります。
個人に家事を分担すると、瞬間的にパートナーと私のどちらかに作業が集中するケースが出てきます。
コミュニケーションが苦手な私としては、人に仕事を付けてしまうと、その枠組みに縛られてしまってスマートにフォローできなくなってしまうのです。
その点、帰宅後のタイムテーブルとしてルーティンワークを共有するようにすれば、流れに乗って家事を分担できるというワケです。
それに、食事のレパートリーは基本的に2倍です。
肉じゃがとか…同じメニューを作ることはありますが、あっさり和風系のパートナーと、こってり洋風系の私が、その日の都合でどちらかがキッチンに立つわけで、同じ食材を使っても全く別のものが出来上がるわけですよ。
その他については…例えば、洗濯をするのは洗濯機の仕事で、投げ入れてしまえば勝手に洗ってくれるわけですし、作業の質にムラが出るようなことはあまりありませんしね。
これは多分、定型作業の安定を上手く使った「ASDと定型者のパートナーシップの表現方法」です。
目に見える物理的で具体的な事をするのが得意な私は、得意なことを使ってパートナーとの共同生活がうまく行くように努力するのです。
「これが愛情表現だ」と言ってしまうと笑われてしまいそうですが、スピリチュアルな部分の表現や解釈が苦手なASDの私にとって、日常を上手く回すことがパートナーとの関係を作る重要な要素であることは、多分間違いないと思うのです。
旧ブログ アーカイブ 2019/4/9
