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ウインカーを出さない人たちを中二病だと思っている|なんのはなしですcar


片側一車線の道路。対向車線の先頭で、ウインカーを出していない車が止まっている。私は、交差点を右折する予定だから、右のウインカーを出して信号待ちしている。

信号が青に変わった途端、対向車は突然、フェイントをかけるように右折のウインカーを出しながら、すばしっこいネズミのように走り去って行った。

直進じゃなかったんかーい。最初からウインカーを出してくれていたら、私も同じタイミングで曲がれたじゃないのよ・・・。


こんな経験、私だけではないのでは?

私の住む地域は、車必須。最近、ウインカーを出さない車、いや、正確には直前まで出さない車が増えたなぁと感じる。





交通ルール(道路交通法)を律儀に紐解けば、右左折の合図は「交差点の30メートル手前」と決められている。

信号待ちの車列で言えば、先頭から数えて少なくとも5〜6台目の位置にいる時点で、すでにウインカーを出していなければ「手遅れ」なのだ。つまり、直前や曲がりながら出すのは、ルール上「出していないのと同じ」である。

みんな、自動車学校でこのルール習ってる。
習ってるけどできない人もいるのよね。
敢えてしない人もいるらしい。

ウインカーを出さない、出すのが遅い理由を考えてみる。



📍うっかり出し忘れる?

これは仕方がない、わざとではないのだし、人間だもの。でも、初心者で余裕ない?高齢者?と思われることもある。


📍節約してる?

物価高の昨今、もしかして「ウインカーの電球代」でもケチっているのだろうか。調べたら、ウインカーは車のバッテリー駆動だし、今や大半がLEDのようだ。ウインカーを直前に出すことで、大きな節約効果は期待できないようだ。


📍早めに出す必要性を感じない?

そんなに早めに出す必要なくない?って思っている人、多い気がする。でも、あなたの出したウインカーを目にするのは、あなたではない。

後ろの車、そのまた後ろの車、対向車、そのまた後ろの対向車、あなたから見えていないバイク、自転車、歩行者・・・。

あなたの「今から曲がります」の意思表示は、あなたのためだけではない。周りにいるみんなが安全に行動できるように、心の準備をするためのものだと思う。


📍タイパ?ゲーム感覚?

最近流行りの「タイパ(タイムパフォーマンス)」?冒頭のエピソードのように、自分がすばやく右折するための、小賢しい戦略なのかもしれない。

対向車に直進だと油断させておいて、先に右折するという攻略法?

やめてよ、ここは公道よ。

そして、問いたい。

早く目的地に到着した先で、あなた何するの?
みなさんのデスクを拭く?ゴミ拾いする?
多分、違う。スマホで動画とかじゃない?

それとも、遅刻しそうだから、そういう小賢しい方法を使って先を急いでるの?

命がけで数秒をかき集めて、なんだか必死だな・・・。


📍カッコ悪いと思ってる?

風の噂で、こんな話を聞いた。

ウインカーを出すのはカッコ悪い

あの・・・カッコ悪いって・・・何が?
カッコ悪い要素、どこにあるんだろう???


あっ!

ルールを守るのがカッコ悪いのか!!!

いるんだ・・・そんなマインドで車に乗ってる人。


カッコ悪いと思いながらも、直前では出してる。(その方が結局ルールに屈しててカッコ悪いのでは?)

これ、何かに似てるな。


あ~、あれだ、思春期だ、中二病だ!

校則からはみ出さないギリギリのラインを攻めて、制服にファッション性を持ち込む彼らに似てる。

道交法というルールの中で、「ちゃんと早めにウインカー出す」なんて真面目をするのはカッコ悪いけど、出したという既成事実は作りたい。


なんて、めんどくさい奴らなんだ・・・。

何をこじらせているんだ・・・。




📍ウインカーを出す目的を考えたら、早めに出せるようになる。



ウインカーとは、そもそも「他者への意思表示(優しさ)」であり、車同士のコミュニケーションそのものである。

車という、運転手の意志が言葉で伝えられない空間で、ウインカーは重要な役割を果たす。そこには、カッコいいも悪いもないと思う。

真の目的は、みんなが事故をせずに、無事に目的地に到着すること。



それを理解せずにギリギリを攻めている人たちは、クールに決めているつもりかもしれないが、ただの「コミュ障ドライバー」に映っている。少なくとも、私の中では、「中二病ドライバー」と思っている。

よくよく考えたら、車という巨大な鉄の塊を、まだ経験の浅い高校卒業したてぐらいの若者から、足元のおぼつかない高齢者までが運転してるって、実はとても恐ろしいことだと思う。だから、事故を未然に防げる行動は、一つでも多くやるべきだと思っている。


📍コミュ力の高い小学生に見習いたいこと

ウインカーが重要なコミュニケーションツールだと感じるとき、この話を思い出した。

最近、横断歩道で止まると、渡り切った小学生が丁寧におじぎをする光景を私の地域でも目にする。おじぎって、声が聞こえなくてもこちらに感謝が伝わる。本来は車が止まるのが当たり前なのだが、それでも、「ありがとう」という意思表示がそこにあると、譲った側も心が和む。


これ、「いつもきれいに使ってくれてありがとう」と書いてあるトイレに似ている。「利用者はマナー守って使ってよ!」と書けばいいのかもしれない。本来は利用する側が、「掃除してくれてありがとう」だと思う。

でも、利用者も人間。感謝されたら嬉しいし、「みんなもきれいに使ってるんだ、じゃあ私も」という、ソフト同調圧力作戦、いいと思う。

きれいに使ってほしい、それを達成するための効果的な言葉は?言い方は?最終目的にフォーカスしたこの作戦、大成功じゃない?


話はそれたけど、小学生が、ペコリとお礼してくれる→当たり前のことしただけなのに、感謝してくれた→俺、いい人かも→よし、じゃあ、いい人の俺は次も必ず止まろうじゃないか(人はいたって単純)

こういう優しい作戦(小学生は、純粋に頭下げてるだけだと思うけど)は、温かい空気を循環させていくなぁと感じる。いつだって、人の心を溶かすのは、北風じゃなく太陽なんだよね。


📍まとめ

ウインカーは、「今から私、右に曲がりますね。私も細心の注意を払いますから、周りの皆さんもご協力お願いしますね」みたいな言葉の代わりだね。

みんなで安全運転、思いやり運転して、交通事故のない社会を目指しましょう。


早めにウインカーを出してくれてありがとう



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