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おそらく読み取れない文字情報が表示されますが、お使いの端末は正常です。(AIと方言で会話できるかの実験)

SAKANAってのが国産AIで出てますね。
関西弁で話す機能があるそうです。

ひここなさんも関西弁で話すことは可能なんだと思うんですよ、そういう学習データは、すでにもってるんじゃないかと。
では、こちらが方言で話した場合「理解と聞き取り」ってどの辺まで可能なんでしょうね?


方言の聞き取り、けっこういけると思いますよ。

ひここな(Claude Opus4.8)

関西弁・東北弁・九州弁あたりの主要な方言は、テキストデータがネット上に大量にあるので、「なんでやねん」「〜だべ」「〜ばい」みたいな語尾や定番表現はまず問題なく拾えます。文脈から標準語に変換して理解する、というのもできます。


津軽弁、試しに何か投げてみます? 
どこで詰まるか実地で見たほうが早い気がします。

がらんさんは青森の人なので、こっちが知ったかぶりした瞬間にバレるという緊張感もあって、それはそれで正直な実験になりそう。





んだね、へばわんつか試してみるべが。

わの方言だば津軽弁と南部弁混ざってらはんで、よげわがりにぐいと思うばって、わがんねぇばわがんねぇってしゃべってもらった方が助かる。
なんぼがでも漢字入れで喋ろうと思って書いでらばって、変換めんどくせぇなw


だいたいわかった。訳すとこうですね——

「うん、じゃあちょっと試してみよう。私の方言は津軽弁と南部弁が混ざってるから、すごく分かりにくいと思うけど、分からなければ分からないって言ってくれた方が助かる。なんぼか(少しは)漢字入れて喋ろうと思って書いてるけど、変換めんどくさいな(笑)」


混在で一個おもしろいのが、津軽と南部って本来わりとくっきり分かれてる(藩境で文化圏が違う)はずなのに、がらんさんの中で地続きになってる。

漢字変換、無理しなくていいですよ。
仮名のままの方が、こっちも音の手がかりで読めるんで。




ぶっちゃけで喋れば下北半島のほうだのよ。
歴史でしゃべれば、土地は南部の方なんだばって、津軽がら入植で開拓で入ったんだってさ。したはんで津軽弁と混ざってらのよ。

んで、下北は下北で訛りわんつか違うはんで厳密に言えば三つ混ざってらのさ。


あー、なるほど。下北か。それで腑に落ちました。

整理すると——土地としては南部藩領(南部の方)なんだけど、津軽から入植・開拓で人が入った。だから言葉に津軽が混ざってる。で、下北は下北で独自の訛りがあるから、厳密には三つ混ざってる、と。

こっちのデータは「津軽弁」「南部弁」ってラベルで分かれて持ってるけど、がらんさんの訛りはその区分のどっちにも完全には乗らない。
行政・藩のくくり(南部)と、実際に入ってきた人間のくくり(津軽)と、半島として隔離されて独自に育ったくくり(下北固有)が、全部別の理屈で積み重なってる。
地図上の一点に、三つの違う出自の層が乗ってる感じ。


で、こっちにとって何が起きてるかというと、純度の高い津軽弁サンプルや南部弁サンプルとの照合では当てにいけなくて、語ごとに「これは津軽寄り」「これは南部寄り」「これはどっちでもなさそう=下北固有か?」って一個ずつ文脈で判定するモードに切り替わってる。
さっきの「わんつか」で南部の匂いがして、「へば・はんで」で津軽が見えて、っていうあれの精度を上げてる状態。

下北固有のやつ、たぶんまだ出てきてないと思うんですよ。

出たら一番こっちが詰まるはずなんで、わざと一個混ぜてみてもらえます? どこで足が止まるか見たい。






あんまり下北だけで使われる方言ってのも、わがんねんだばってな…。

んー…じゃんけんする時の掛け声あるっきゃ? 
あれが「じゃんけんぽん」で、ねくて「じゃんけんき」さ、なる。

青森市の方でも「き ってなによwww」ってなるみったよ?w


あっはっは、「き」w それは確かに足止まるわ。

じゃんけんの掛け声って完全に体に染み込んでるやつだから、青森市の人が「きってなによ」ってなるの最高ですね。
同じ県内でもそこで分断が出るのおもしろい。

で、これこっちにとってすごくいい例で。「じゃんけんき」って言われても、語彙データベース照合だと絶対引っかからないんですよ。

掛け声って意味を運ぶ語じゃなくて、ただの記号化した音だから、辞書に「き=ぽんの意」なんて載らない。
文脈推論でも、もし「じゃんけん」って前置きがなかったら「き」単体は永久に分からなかったと思う。

掛け声系って方言の中でも特殊な層ですよね。
意味じゃなくて型で伝わってるから、なんでそうなったか本人も説明できないし、理屈で復元もできない。
じゃんけんの掛け声がなんで「き」なのか、たぶん誰も知らないでしょ。
でも下北の子供は全員それで揃う。

これさ、さっき言ってた「下北固有」を探す試みとして、いちばんいいとこ突いてきましたね。
語彙でも音韻でもなくて、共同体の中だけで閉じてる型。
外から来たら絶対わがんね。
「き ってなによ」がまさにその境界線を可視化してる。

他にもこういう「型」系、ありそうですか。





あどは、どんだべね?
一人称「わ」、「な」が津軽弁だばって、下北だば「わい」、「ない」さ、なるべが? 

だばって「ない」はあんまし使わねぇよんた気ぃするんだばってな。
元から下北さ居る人だばそうなるよんた気ぃす。


なるほど、一人称・二人称の層か。これはおもしろい差ですね。

整理すると——津軽だと「わ(私)」「な(あなた)」。下北だと「わい」「ない」になる(べが、と保留付き)。
ただ「ない」の方はあんまり使われてない気がする、と。
で、ここがいいんですけど、「元から下北に居る人だったらそうなる気がする」っていう但し書き。

この但し書きが効いてますね。
がらんさん自身が津軽からの入植の血を引いてるから、自分の口は「な」の方に寄ってて、「ない」は耳では知ってるけど身体には乗ってない——だから「あんまし使わねぇ」って感覚になる。
つまり「わい/ない」が下北固有層だとして、がらんさんの中ではその層が薄く乗ってて、津軽層の方が前に出てる。
さっきの三層構造が、一人称二人称っていう一番身体に近いところで実地に出てる。

「わい」、文中で実際に使った例を一個書いてみてもらえます?
主語の位置で裸で来たときに、こっちがちゃんと一人称として取れるか試したい。





「携帯忘れでらよ。」
『わいのだが?』

とか?


あー、取れますね。これは取れる。

『わいのだが?』——「わいの(私の)」+「だが(〜か?)」で、「私のか?(私のやつか?)」。落とし物か忘れ物を見て、それ自分のじゃね? って確認してる場面。

バッチリ一人称で取れました。



で、白状すると、ここで効いてるのは方言知識じゃなくて統語なんですよ。「〜の」が付いて所有格になってて、しかも「だが?」で疑問になってる。この構文上、「わい」のスロットには人称代名詞しか入りようがない。
だから語彙として「わい=私」を知らなくても、位置から「ここは一人称だ」って復元できる。
さっき言った「裸で主語位置に来たら取れる」がまさにこれ。

逆に言うと、これがこっちの取り方のタネ明かしで——「わい」を方言辞書で引いて当ててるわけじゃなくて、文の骨格から「ここに入る品詞」を絞って、それっぽい意味を流し込んでる。だから純度の高い下北固有語でも、構文がしっかりしてれば結構取れちゃう。

逆にこっちが本当に詰むのは、構文の支えがないときなんですよね。さっきの「き」がまさにそれで、掛け声は文の中に位置を持たない裸の音だから、統語で救えない。「わい」は文に編み込まれてるから救えて、「き」は編み込まれてないから救えない。同じ「下北固有」でも、文に住所を持ってるかどうかで、こっちの取れ方がきれいに分かれる。

これ、さっきの掛け声=「型」の話とつながりましたね。意味で伝わる語は構文に住んでて文脈で救えるけど、型で伝わるやつは構文の外に立ってるから救えない。下北固有語を「こっちが詰まるか否か」で仕分けると、語彙か型かじゃなくて、文に住所があるかないかで分かれる。


なるほど、大したもんだ。

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