若井滉斗のパーソナルデザイン③なぜミセスで一番男っぽいのか(後編)
前回の続きである。
⑦どシンプルでも寂しくならない

髪こそ赤だが、上下黒の無地。柄・アクセ・バッグなど装飾になるものは存在しない。
一か所くらいは華やかにしておいた方がいいが、それ以外は超シンプルにしても寂しくならない。彼自身の顔や佇まいからの圧が残っているからである。
⑧モード系ファッションが似合う
モード系とは、白黒灰などのモノトーンを使い、人工的で無機質な雰囲気のあるコーデのこと。ファッションショーに出てきそうな雰囲気である。ファッショナブルの得意分野「どシンプル」にも該当する。黒も得意だし、流行最先端の感じもカリスマ感とマッチする。どシンプルにしても寂しくならないし、むしろシャープな感じもする。


白に近くなって無機質でいい感じ
彼は「ダンスホール」の時、モード系のスーツだった。

彼はナチュラルなので、スーツをきちんと着るのは苦手。なのでフォーマル寄りのファッショナブルを活かす。そう、ファッショナブルはフォーマル寄り。崩していては緊張感は出ない。

黒だが、ダボダボパンツに裾も出して着崩すと、ちょっとゆるゆるリラックスすぎてグダグダである。

派手な柄でも、ハリのある生地にする・しっかりした襟があるものにする、サイズ感もオーバーすぎない方がいい。

この時も第一ボタンまでしっかりしめてるんだぜ。
そこでファッショナブルでも、どシンプルな方向であるモード系にする。

こうすると、ロマンス・フェミニンというフォーマルなタイプしか持ってない大森さんの隣に立っても調和できる。
しかしシンプルなので、ボーカルの大森さんよりは目立たず存在することができるのである。
⑨しっかりアイメイクが似合う

ゼンジンの彼は隈取のようなメイクをしていた。

ファッショナブルは目がキリッとしているのがいい感じになるので、目はメイクしがいのあるところだ。アイシャドウをしっかり塗る、アイラインを目頭からがっつり引く、ビューラーでまつげをぐっと上げてマスカラで伸ばす。これで持っているシャープさや華やかさを一層際立てることができる。

⑩硬い感じの物が似合う
男らしく、派手ということで、ソフトではなく、ハードな方の華やかさである。ということで、硬そうな質感のものがよく似合う。
例えば、下のようなゴツゴツジャラジャラしたようなアクセサリーなんか最強である。


ではソフトな華やかさというのはこんな感じ。
ベロアという、毛の生えた生地である。普通の布より華やかになるのがおわかりだろうか。華やかだが、布なので柔らかい。白も薄い色なので柔らかい感じ。
これもかっこいいんだが、どちらかというとロマンス向け。

華やかだけど、女性的で優しい人が似合う。

こういうのではなくて、色で硬くする。
もっと鮮やかで、濃い色にしたほうが固い質感になる。
⑪アシンメトリーが似合う
アシンメトリーとは、左右非対称のこと。対称的デザインより複雑な要素になるので、華やか属性の人に似合う。

ファッショナブルの人は、こういうふうに、胴体の前で斜めにアシメを持ってくると良く似合う。豪快な感じ・思い切った感じが出て良い。

片方だけ長ーく垂らすのも得意。左と右で全然長さが違うやん!というのが上手くいく。
ちなみにロマンスのアシメは、垂れ下がってるもの(ここでは百合の花)を持ってきたり、片方の肩だけ出すドレスなど、色っぽい感じになるし、

涼ちゃんのタイプだと、キッチュで一癖ある感じになる。

⑫偉そうなポーズが似合う

ファッショナブルは偉そうにしているのがすごく似合う。
例えば、こういった椅子にドカッと座ってふんぞり返るようなポーズがすごく様になる。なんだあいつ偉そうにしやがって、と嫌味くさくならず、似合ってピッタリとはまるのだ。
しかし難点もある。何かミスして謝らなければならない場面があっても、ファッショナブルは反省しているように見えないのである。悪いことをしたのに傲慢そうに見えてしまう。明らか謝罪に不向きなタイプだ。
そして、いかにもできそうな感じなのに、ミスして謝っているシーンはギャップがデカすぎて非常に残念な感じである。
とはいえ、誰でもミスはするもの。謝罪時は自分のもう片方のタイプで行くことをおすすめする。
⑬ひかえめな物が中途半端に見える

赤髪でライラックの制服を着ている。髪の思い切った感じの目立つ色と、ネクタイのひかえめな薄紫が合ってないように感じられるのがお分かりだろうか。ちなみにこれは、ライラックのMVを撮影した後に赤髪にし、後日再び制服を着たときである。ベストではなくなるのは致し方ない。
この髪の人なら、ネクタイも真っ赤とか真っ黒とか、もっと濃くて鮮やかな方がいい。
もしくは、第一ボタンを開けてるだけでノーネクタイが良い。
ファッショナブルは控えめなものが苦手である。おとなしそうな物・小さい物・無難な物を身につけると、中途半端に見えてしまうのだ。
すっごく華やかにするか、もう何にも無しにするか。どちらかに振り切った「潔い」オシャレが似合うのである。
ちなみに、この制服が似合うのが大森さん(フェミニン)である。

ひかえめな色使いが、本人の優しそう・おとなしそうな見た目とマッチしていい感じになっている。

彼がこの制服を着るなら、茶髪にしてメインのナチュラルに振った方が良い。茶色も赤髪や金髪に比べたら中途半端な色である。だが彼はナチュラルなので茶髪は軽やかさ・抜け感に繋がっていい感じになる。制服もシンプルで直線的なので、着崩せばナチュラルの方が似合うファッションだ。
⑭女っぽい・子供っぽい物が似合わない

このコーデ、からきし間違いというわけではない。
ちゃんと鮮やかな色を使っている。太めストライプもファッショナブルの迫力とナチュラルの爽やかさが出ていい感じ。
彼はナチュラルなので袖なしも似合う。(動的な感じになるので。腕まくりとかもいい感じ)
だが、使っている色とアイテムをよーく見てほしい。
まず、パンツの色であるピンク。ピンクというのは基本、女っぽい色だ。
そしてパール。これも曲線的だし、基本女性しか身につけない。彼のシャープで男性的な感じと、ちょっとチグハグになっている感じがある。
こういうものを身につけるとすれば・・・・

女性的タイプを持つ大森さんである。
また、トップスのストライプの色。
黒はいいのだが、黄色とオレンジ。
こういう色にすると、ちょっとポップでかわいく、子供っぽい感じになりがちである。
しかし、こういう色がすっっっごく似合う人がミセスにいる。

そう、涼ちゃんである。彼のメンカラは黄色。黄色やオレンジのイメージはないだろうか。
彼のPDについては次回解説する。お楽しみに。
このように、パーソナルデザインを押さえていても、自分とは遠いタイプの要素を持った色使いを選ぶと、ちょっと違和感が出てしまう。
筆者はフェミニン・ファッショナブルだが、太いボーダーTシャツはカジュアルすぎてちょっと違う。
プロ診断を受けた時、自分から遠い順にタイプを消していくと思うのだが、早めに消えたタイプほど自分には遠いので、苦手タイプ要素が入ってないか確認が大事である。
また、色彩心理といって、
紫…妖艶・高貴
緑…爽やか、自然
ピンク…女性、かわいい、
というように、など、色によって思い浮かべるイメージがある。自分の苦手タイプを連想させるような色は鮮やかでも避けるといい。ファッショナブル以外のもう一つのタイプとも相談しよう。
⑮もっくんとの対比が面白い

パーソナルデザインでは、それぞれのタイプに性別がある感じがする。
ファッショナブル・ナチュラルは男性的、フェミニンとロマンスは女性的・グレースはその中間くらいである。
二人を見ると、見事に男性的・女性的な方に分かれている。

「インフェルノ」のライブ版の最後、二人でギターを弾くシーンがある。反対の要素を持った二人が向かい合ってギターを掻き鳴らすシーンは、絵になって美しい。相対するものがぶつかり合う美である。
また、「若井がいるからミセスはロックバンドという感じがする」という言葉を聞いた。大森さん・涼ちゃんの二人はどちらかというと女性的な雰囲気で、二人だけだとアイドルっぽい感じになってしまいがちだが、若井くんという男らしい存在がいることで、れっきとしたロックバンドという位置付けを強めることができるように思う。
おわりに
彼はシンプルな服を着ていることもあるし、ガンガンしゃべる方でもないような気もするが、ガッツリ華のある男である。メインはナチュラルだが、非常に盛り耐性がある。
それにしても疲れた。MV50本くらい見るのに加え、彼のインスタも全部見た。でもやり切った感。
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