Vol.20|【保育実習】子どもの「なんで?」に答えられない…「分からない」って言ってもいい?
「先生、なんで空は青いの?」
「なんで虫は飛べるの?」
「なんで赤ちゃんはお話できないの?」
実習中、突然やってくる子どもの「なんで?」。
分からない。
でも、先生なのに「分からない」って言っていいのかな。
何か答えなきゃ……。
そう焦ってしまうこと、ありませんか?
でも私は、実習生に何でも知っている先生になってほしいとは思っていません。
むしろ、すぐに答えを教える前に、一度立ち止まってみてほしいんです。
子どもは本当に「正解」だけを知りたいのでしょうか。
「なんでだと思う?」
そう聞き返してみると、
「空に青い絵の具があるんじゃない?」
なんて、大人には思いつかない答えが返ってくることがあります。
ここが、おもしろい。
「分からないね。先生も知りたいな」
「一緒に調べてみようか」
それでもいいんです。
保育者は、何でも教えてくれる人でなくてもいい。
子どもの不思議を一緒におもしろがり、
一緒に考え、
一緒に「なんでだろう?」と立ち止まれる人でもあると思うんです。
分からないことに出会ったら、チャンスです。
答えを探す前に、子どもが何を考えているのか聞いてみる。
そこから思いもよらない世界が広がるかもしれません。
実習は、あなたがどれだけ知っているかを証明する場所ではありません。
子どもと一緒に、あなた自身も学んでいく場所です。
「分からない」を怖がらなくていい。
その一言から始まる保育もあります。
園長からひとこと。
「先生も分からない。一緒に考えよう」
その瞬間、先生と子どもは“学ぶ仲間”になります。
