《砂漠》の雑学
《砂漠》の雑学
乾いた土地だと思っていたのに、意外と知らないことだらけだった。
砂漠に砂は少ない
「砂漠=一面の砂」というイメージがあるが、世界の砂漠のうち砂でできているのは全体の約20%程度で、残りは岩・礫(砂利)・粘土などで構成されている。
サハラ砂漠も砂地は面積の25%程度で、大部分は岩石の荒野だ。「砂漠」という言葉が砂をイメージさせるが、定義上は「年間降水量が250mm以下の乾燥地帯」であり、砂があるかどうかは関係ない。
世界最大の砂漠は南極
「砂漠といえばサハラ」というイメージが強いが、砂漠の定義(降水量が非常に少ない地域)で言えば、世界最大の砂漠は南極大陸だ。
南極の年間降水量は200mm未満で乾燥地帯の定義に当てはまり、面積も約1400万km²とサハラ砂漠(約940万km²)を上回る。「雪に覆われているから砂漠のイメージがない」だけで、極限の乾燥地帯として砂漠の一種に分類される。
砂漠の気温は夜に急激に下がる
「砂漠は常に暑い」というイメージがあるが、砂漠は昼夜の気温差が非常に大きい。
砂は水に比べて熱を蓄える能力が低く、日が沈むと急速に熱が逃げる。サハラ砂漠では昼間40°C以上でも夜には10°C以下になることがある。砂漠旅行や生活では防寒対策が昼と夜で全く逆になるという過酷な環境だ。
サボテンは砂漠のあちこちにあるわけではない
砂漠にサボテンが生えているイメージは強いが、サボテンは主にアメリカ大陸の砂漠に分布しており、サハラ砂漠やアラビア砂漠にはほとんど自生していない。
アフリカ・中東の砂漠には「多肉植物(サボテンと見た目が似た別種)」はあるが、サボテン科の植物はない。「砂漠=サボテン」というイメージはハリウッド映画などの影響が大きいと言われている。
砂漠化は環境問題のひとつ
世界では毎年約600万ヘクタール(日本の面積の約1.6倍)の土地が砂漠化しているとされており、農業・水不足・食糧問題と深く関連した環境問題だ。
中国・アフリカ・中央アジアで特に進行が著しく、植林・砂漠緑化の取り組みが各地で進められている。日本も中国の砂漠からの黄砂の影響を受けており、他人事ではない問題だ。
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