接客から離れた人間が代弁する
※ すみません、代弁とか言ってるけど別に誰の為でもないです。下書きに眠ってた記事をUP。
巷でよく「自分は老害にならないように気を付けよう」という言葉を聞くし、私も実際にそう思ってる節がある。
(内緒だが)夫にもその兆候みたいなのはある。
基本的には人畜無害なのだが、なんていうか性差みたいなものは少しはある…気はしてて。(ゴニョゴニョ)
更年期障害や脳の加齢による差異はあるかもって話です。男性だからなる!とか、男性=老害の図式を肯定したい訳ではない
介護職に務めている人から、男女関わらず高齢になると、感情の抑制が出来なくなる人が殆どだと聞いた事ある。その出力の違いなだけな気もするし、何より大多数がそうなるなら
私だっていつかはそうなるのだろう。
別の視点から見てみれば、最近では男性更年期障害の症状の一つとして、誰にでも起こりうる加齢現象と捉えられるようになってきたこともあり
頑固な男性に「老害」だと言う行為は、ヒステリックな女性に対して「更年期じゃない?w」と言うのに等しい性差別だと、指摘されるようになるのかもしれない。
……と、まぁそんな正論?はいったん置いておいて
私は今は接客業から離れているので声を大にして言えるけど
客側の態度における世代差や性別差というものは
確かに存在する現象の一つだと言える。
そして、こういった話をする時に言っておきたいのは、全員がそうでないという事実と、ある現象における割合の話は、全く別の話だ。
(というより…世代や性別だけで皆同じになる方がホラーだろうが)
十○年前、私が接客業をしていた時の話に戻る。接客が主ではないのだが、接客も一つの業務として大きな割合を占めていた。
ちなみに場所としては、東京中央区のビジネス街で比較的治安の良い所だった。
繁忙期に、別のエリアに行くこともたまーーにあったが、いわゆる下町と言われるエリアに行った時は
「東京って、場所によってこんなに客層が変わるのか」
と田舎者の私は衝撃を受けた。(これ、上京者あるあるだと思う) なので、客層としては比較的働きやすい方だったと思う。
それでもクレーマーやいわゆる困った客も、それなりに居た。ワンオペ体制なので場合によっては、どうしてもお客様に待ってもらうこともある。
これは今でも声を大にして言いたいのだが
パッと見で、暇そうに見えても
実際にはクソ忙しくしている場合もあるのだ。
状況的には、店内には客は一人もおらず
店員が一人でパソコンをカタカタやっているだけのように見えるが、冗談抜きで
1秒あれば、その間に何ができるか
レベルに逼迫した状態で、激務をこなしていたりする。
私は与えられた仕事…となれば一点集中型よりも、マルチタスク型の方が飽きが来なくて向いているけれど、このワンオペ体制が合わずに辞めていく人も多かった。
(辞める理由として、トラブルが起きても基本的に一人で解決しなければならないストレスも大きかったように思う)
チームワークみたいなものが苦手な私にとっては、働きやすかったのだけど。
それでも、目の前にいる客が優先だろ!という声もあるかもしれないが、もちろんお客様を第一に優先している。
店舗を利用する全てのお客様を。
その結果、先に受けた業務の関係上「少々お待ちください」と言わざるを得ないこともある。
どれだけ頑張っても、分身の術は使えないし
ワンオペという人件費を削減したうえで設定されたサービス提供価格であるということも、客側は忘れてはならないと思う。
いたれりつくせりの完璧な接客を求めるなら、それなりの店でそれなりの金額を払えば済む話だ。
庶民はおとなしく待っていろ
と、何度心の中で毒づいたか分からない。私もド庶民だけど。
そして私の経験上では「待てない客」は、
ほぼほぼ中高年男性だった。
驚くほどに、ハッキリとした年齢差性差が出ていた。(…というより、性別問わず若い人で面倒な客は居なかった。業種でも変わると思うし、治安の悪いところは別だと思うけど)
怒鳴り散らす客に対して
おいおい、犬でももっと待てるぞ
と思いながら、今にも死にそうな、心苦しそうな表情を作り込んで
「大変申し訳ございません」
と頭を下げるのも、もはや業務の一つだった。
だからといって、男性だけが厄介だった訳ではない。
先述したように若い世代に面倒な人は居なかったけれど、中高年女性も厄介な人はいた。
待てずに高圧的に怒鳴り散らす中高年女性は、少なくとも私の経験上では居なかった。
その代わりに、高確率で何かトラブルが起きた時に
いかに自分が被害者であるかを、ネチネチと訴えてくる人
が多かったのだ。このハッキリと分かれた性差が、とても興味深かったのだ。
【中高年男性】
「早くしろ!!なにやってんだ!!」
私
「大変申し訳ありません。○○○(すぐに対応出来ない理由)なので、○○分ほどお時間頂きます。」
訳・急いでるなら他に行くか出直せ
「何でも良いから、さっさとしろ!!!」
私
「申し訳ございません。○○分ほどお待ちください。」
訳・何でも良いとは?
「そんなに待てないって言ってるんだよ!!急いでるんだよ!」
私
「○○○(理由)ですので…申し訳ございません。○○時頃でしたら比較的空いているので、すぐに出来るかと…」
訳・待てねーなら、出直せ。もしくは他に行け。
「○×△☆♯♭●□▲★※!!!」
私
(泣きそうな顔で)
「…大変申し訳ございません…」
訳・お前もうさっさと帰れ
【中高年女性】(トラブル時)
「○○○○なんだけど!」
私
「大変申し訳ありませんでした。(対応できる範囲の提案を提示)」
「このせいで○○○で…凄く困ったのよ!」
私
「そうでしたか…ご迷惑をおかけして…申し訳ありませんでした。」
訳・ん?提案の話は?
「○○○だったから、○○になって!!すごく困ったんだから!」
私
「大変申し訳ありませんでした。」
「それなのに、割引の一つもないし!」
私
「本当に、申し訳ございませんでした。」
訳・私に勝手に割引く権限はないし、正直上に確認する案件でもない。
「○○○のことが、○○○になっちゃって…!結局そのあと○○になって…」
私
「そうでしたか…。ご迷惑おかけしました。」
訳・なに、この時間
「そのせいで○○○だったのよ?!」
私
(泣きそうな顔で)
「…大変申し訳ございません…」
訳・なに、この時間
テンプレとしては、大体こんな感じである。
ちなみに女性バージョンについては、もしかすると「え、歳関係なくね?普通にいるよね?」と思う人も多いかと思うが
あくまでも赤の他人に、直接対面でぶつけるかどうか…そして、私が経験した上では若い人では殆ど居なかったという話です。
もちろん、接客業に誇りを持って真摯に働いている方々は、こんなことは思わず、お客様により良いサービスを提供するために、日々頑張っているのだと思う。
私の性格がドブだっただけのこと。
逆に言えば、ある程度ドブだったから耐えられたのかもしれない。そして、接客が業務に入っている以上は、その職業に準じている者として仕方ないない事だと割り切っていた。
だから、離れた今、こうやって書けるのだけど。
そして、個人的には「世代差や性差があった」ということよりも、もっと興味深かった事がある。
上記のような面倒な客は、今はもう全く顔も覚えていない。(今はというより、数日したら忘れる)
が、尊敬するなぁ…と感じたお客様の顔は、今でも薄らと覚えているのだ。
そしてそれもまた、高齢男性・高齢女性であった。
私もあの人達を見習って、そういった歳のとり方をしたい…とは思っていても、実際に自分が経験した割合的に数%だったという事実。
脳の老化という残酷な遺伝子ガチャの要素もあるだろうし、体質的な差はこれからの生き方で補う、などと色々考えてみても
自分がその数%になれる気が全くしない…という諦めも、どこかで感じている。
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