「オルカン・S&P500で思考停止していないか?」38歳設計者が資産形成を『再設計』し始めた理由
※本記事は note公式X にてご紹介いただきました。
先日、仕事で東京の山手線に乗車した際、一冊の本の吊り広告に目を奪われました。
『世界の新富裕層はなぜ「オルカン・S&P」を買わないのか』(宮脇さき 著)
「えっ、王道のインデックス投資だけじゃダメなの?」
新NISAが始まり、「とりあえず全世界株式(オルカン)やS&P500を買っておけば正解」という風潮があります。しかし、エンジニアとして図面を引くとき、安易な「標準品の流用」が後に致命的な不具合を招くことを私は知っています。人生の設計図(資産形成)も同じではないか?
その瞬間、私の中で「資産形成という名の二次開発」のスイッチが入りました。
■ 10年間の「放置」という最大のエラー
実を言うと、私の投資歴は10年ほど前に口座を開設したのが始まりです。当時はNISA枠で個別株をいくつか購入したものの、その後は完全に放置。運用はすべて妻に任せきりの「ずぶの素人」状態でした。
しかし、前述の広告を機に、インフレ(お金の購買力の低下)という概念をエンジニア的に再定義しました。「インフレ=材料の経年劣化」です。放置しておけば、資産の価値は目減りしていく。
そこで手に取ったのが、この2冊でした。
【紹介本1:本当の自由を手に入れる お金の大学】
【紹介本2:世界の新富裕層はなぜ「オルカン・S&P」を買わないのか】
まず着手したのは、本の教訓でもある「稼ぐ力」の増強です。会社から与えられる給与だけでなく、自ら「稼ぐエンジン」を設計することにしました。
ビザスク: 樹脂材料の知見を求める企業へのスポットコンサル
ココナラ: 樹脂製品の設計レビューサービスの出品
サンカク: 他社のプロジェクトへ参画(現在3件応募中)
目標は、副業年収20万円と開業届の提出。自分のスキルを市場に直接ぶつけ、その対価を投資の原資に回す。この「0→1」のプロセス自体が、設計業務に通ずる面白さがあります。
■ 「増やす力」の最適化:素材を選ぶように株を選ぶ
次に、放置していた投資を「再起動」させました。宮脇さきさんの著書から学んだのは、資産を「コア(安定)」「グロース(攻め)」「実物(不動産等)」に多重化してリスクを分散する考え方です。
現在は、樹脂の物性表を比較するように、以下の指標で個別株のスクリーニング(選別)を行っています。
PER / PBR: 割安性の検証
配当利回り / 自己資本比率: 継続性と安全性の確認
直近決算の利益推移: 成長のモメンタム
株主優待の有無: 保有のインセンティブ
「何をやっていて、今後どう伸びるか?」
自作の評価シートに基づき、自らの意思で銘柄を選ぶ。ようやく「自分の人生を自分で設計している」という感覚が芽生えてきました。
■ 資産形成の「真の目的」
なぜ、ここまでやるのか。
それは三人の娘たちの未来に「選択肢」を残したいからです。そして、家族と一緒に「今、このタイミングでしかできない経験」をハックするためです。
資産形成は、ただ数字を増やすゲームではありません。
家族と自分を支える「インフラの構築」であり、自由を手に入れるための「仕様変更」です。
38歳、設計者の挑戦は、まだ始まったばかりです。
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