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【カフェ巡り】覚王山カフェjecco【珈琲】

『頬を撫でる(酸味)の中に、砂利道の擦れ合う確かな音(苦味)がする珈琲』がここにある。

 終戦記念日の午後。今日、私は覚王山の日泰寺に参拝に訪れ、この「Frante rosee(フランテロゼ覚王山)」の2階にある『覚王山カフェji.Coo.』に足を運んだ。お参りし、線香をあげ、参道道から駅に戻る途中で看板を見つけ、少し迷いつつも入ることにした。

 1階のスーパーの階段を登り終え、2階の駐車場の脇にある店内へと入る。
 コメダともスタバとも違う内装が目の前に広がる。
 緑__観葉植物と、カウンター、椅子。更に、
 白の壁と柱、木のテーブルと棚、棚の中には小さな観葉植物が飾られている。
 そして、窓の黒い柱で明るい内装を引き締めている。
 私は、すぐにここが地元の人たちの憩いの場だと気づく。

 何故ならば、紅茶と珈琲を片手に楽しそうに話し合う声が店内を包んだからだ。
 忙しない日常の、ほんの一時の癒しとして。
 ママさんやパパさん、地元の人たちだけでなく、観光客___例えば日泰寺の参拝や揚輝荘の拝見の帰りに訪れてみても、その雰囲気を味わえると思う、

 私はアイスコーヒー(600円)を頼み、運ばれてきたそれを一口飲む。
 初めてのお味は一言で言うと、酸っぱい。と。珈琲の苦味や渋味よりも先に現れた。今度は、もう一口、舌で回りながら飲む。
 仄かに、そして確かにある苦さが、舌を包んだ。砂利道を踏みしめて歩く、ジャリ、ジャリとした音が脳裏に鳴り響く。
 それは、線香の灰が香る、静かで厳かな日泰寺のようだったからだ。
 今も、砂利を踏みしめる音が鳴り響いている。
 日泰寺の参拝終わりに訪れて、正解だった。
 何故ならば、胸の内にしんと潜む、仏様の壮厳な慈悲深さを真に感じたのだから。

 日泰寺の由来を話すと長くなるが、一度調べて見るとその深さがわかると思う。

 さて、珈琲の値段はスタバのプリュードコーヒー(Grande)の480円と比べ、600円と少し値は張る。
 でも、少し背筋を伸ばしたい方にはオススメだ。

 では、これにて。

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