『蟹座の女の子』は本当に大胆か?MajiでKoiする5秒前から考察する現代占星術
⏰読むのにかかる時間:5分
5分も読めない人は、占星術を学ぶ資格ないですよ(厳しい)
1️⃣ 「蟹座の女の子は大胆」って本当?
広末涼子さんの『MajiでKoiする5秒前』に出てくる一節。
「かに座の女の子ってどこか少し大胆」
「さり気なく腕をからめて公園通りを歩く」
別に歌詞なので、正しいとか間違いとかを言いたいわけではありません。
ただ、このワンフレーズから蟹座の性質を丁寧に読み解いてみたい(笑)それが今回の狙いです🦀
2️⃣ 双子座のあとに生まれる、蟹座という存在
蟹座は12星座のうち4番目。心理占星術ではサインを「発達段階」として読むことができます。
3番目の双子座では、人間はこう学びます。
「自分の身体の外には、知らない世界が広がっている。」
言葉を覚え、興味を外に向け、あらゆるものを横断的に知りたいという価値観や欲求が双子座のテーマでもあります。いわば、世界が“外側”に開いていく段階です。
サインを身体の部位で表す考え方がありますが、双子座は「手」になるため、それこそ赤ちゃんがハイハイしたり、自分の手を使って色んなものを口に入れたりしてしまう成長段階にも例えられます👶
そういうところから、双子座は「好奇心旺盛」「飽きっぽい」というキーワードが占星術の書籍に載っていたりします。
ちなみに精神分析学者ラカンは、生後6か月〜1歳半頃に、人間は“鏡に映る自分(他者としての像)”を通じて自我を形成すると言いました。双子座の段階というのは、まさにこの「自分と外界を分けて意識する」発達段階に近い考え方です。
そんな双子座を経て、蟹座が生まれる。つまり「世界を知ったあとに、内側へと回帰する」サインとも言えます。
3️⃣ 蟹座は“安全と危険”を学ぶ段階
双子座で外の世界に手を伸ばした結果、子どもは初めて「危険」という概念に出会います。
「それは危ないからダメ!」
親にそう言われて、初めて“境界”を知る。それが蟹座のテーマでもある。
これは安全(内)。これは危険(外)。
世界を分類し、「内と外」を分けて秩序をつくる。道徳を学ぶ段階といっても間違いではなさそうです。
双子座で身体が発達し、あらゆるものを「知る」ということができたからこそ、蟹座でその分類という行為ができるということです。
4️⃣ 蟹座の本質:守る・抱える・囲う
このような背景から、蟹座は“内を大切にする”性質を持ちます。
大切にしたい対象を囲い込み、守る。その反面、“外のもの”には警戒心を抱く。つまり、蟹座は積極的に「差別をする」星座でもある。もちろん悪意ではなく、愛の形として。
「あなたは特別。だから、あなたを守りたい。」
大切なものはとことん大切にする。それ以外は危険とみなして、距離を取る。
ちなみに、サインを学ぶときは、その性質が「良い・悪い」というふうに自分の価値判断は脇に置いておきましょう。12個の性質は一人の人間の中に備わっていて、その強弱がある・・・そんなふうに捉えてみてください。
それは別に「自分のホロスコープにそのサインが関係してるかしてないかに限らず」です。現実では、蟹座の人が、牡羊座の性質が強いこともありますし、別にホロスコープ通りってわけでもありません(笑)
占いを真実だと思っている人は、ホロスコープに寄せて話すので、それっぽく聞こえるだけです。(実際、日本の文化的背景を考えると、構造的に日本人は“乙女座的”な性質が強まりやすいとも思います。)
ただ「占い」で使う際は『占星術というゲーム(遊び)のルール』に則って「あなたは何座だから〇〇」みたいな話をしてるだけ、というのが僕の命術の考え方です。それを楽しむのは、別に悪いことでもなんでもないと思います。
実際楽しいですし。(決めつけてあーだこーだ言われるのは、たまにウザいけど🤣)
まぁそんな感じで、占いを科学的に考えるのは不可能なので、文学的に楽しみましょうよってことです。心理学でも、理系っぽいやつと、再現性が低い文系っぽいやつがあるのと、同じ考え方です。
5️⃣ 魚座との比較で見る、蟹座
同じ水の星座でも、魚座とは真逆です🐟️
魚座は「境界のない海」。一切の境界を無にするという性質があるため、何かを特別視するという段階の真逆になります。
蟹座は「自分の中に安心できるため池をつくって、そこにコレクションして温める」的なイメージです。
セリフで例えると「他の人は嫌いだけど、あなたは好き」という感じ。差別されるのって、嬉しいですよね。特別感があって(笑)
6️⃣ 差異を持つことのリスクと美しさ
もちろん、内と外を分けすぎると、あらゆる機会を失うリスクもあります。
どの星座にも“極端すぎると起こる弊害”はある。蟹座にとってそれは「守りすぎて閉じこもる」こと。
でも、守るからこそ関係を育める。大切だと思えるからこそ、信頼を築ける。
「差別のない愛」ではなく「選び抜いた愛」を持てるのが蟹座。
7️⃣ “大胆さ”の再定義
ここまでの話を踏まえると、蟹座=大胆というのは、ちょっと違うかもしれません。
蟹座は、外に対してはとても慎重。人見知りが始まった子どものように、まず警戒します。
だから、初対面で腕を絡めるような“大胆さ”は、あまり蟹座的ではない。
でも、ひとたび「この人は安全」と判断したら、その人を自分の“内側”に迎え入れる。
そして、そこからはもう遠慮がないという想定はできそうです。大切にしたいし、大切にされたい。感情を惜しみなく注ぐ。
8️⃣ 結論
蟹座は、本質的には慎重で内向的。でも、一度“内”に迎え入れた相手の前では、大胆になる可能性はある。
だから「蟹座の女の子は大胆」は案外、当たっている(笑)
ただし“甲羅の内側に入れた人限定”です🦀
