「エモい」を古文にした
エモいという言葉
「エモい」という言葉が嫌いだ。
響きがアホすぎる。使うと知能の低下を感じる。
もはやあれは言語ではない、文学への冒涜だ。
せっかくわたしたちには言語があるのに、
様々な物事や景色を見て聞いて、
感じたことを「エモい」の一言で簡潔させるのは
いかがなものか。些かもったいない。
でも便利なのでわたしもたまに口を滑らせてしまい、
「ばかエモいやんこれ」とか言ってしまう。
許せない。

なので、「エモい」という言葉の本質から
見直すことにしてみた。もはや論文である。
「エモい」を多用しているそこのあなた、
最後までお付き合いしなさい。
そもそもどこから生まれたのか?
「エモい」という言葉が流行りだしたのは、
今から約18年前(18年!?!!?!)、
2006年のことである。
そして本格的に世に浸透したのは2016年、
「今年の新語2016」が三省堂によって開催され、
見事「エモい」がノミネートされた。
これが8年前。信じられない。2016年が8年前?
意味がわからない。
2016年~2020年あたりの記憶が殆ど抜けている。
わたしの空白の4年を誰か返してくれ。
それはさておき、「エモい」の語源は諸説あるらしい。
が、やはり王道は「emotional」に「い」だろう。
これを流行らせたのは落合陽一氏だと言われている。
なんだよ、JKじゃないのか。(大失礼)
メディアアーティストとしてご活躍しておられる
落合氏は、現在筑波大学で准教授として
教鞭をとっているらしい。
…アホな響きとか言ってスミマセンでした。本当。
「エモい」って、そんなに凄い方が発明したとは
思えない言葉ではないか。なんとなく。
まあ、造語を作ること自体が凄いのだが。
それだけ世間に浸透するような、
親しみやすい言葉ということですね、ハイ。
猛省しております。
日本語がもつチカラ
当たり前だが、日本語は今の形のまま
古来より続いてきたわけではない。
先人たちの創意工夫により形を変え、
伝承によって現代に至る。
日本語は面白い。
皆さんは“語族”という言葉をご存知だろうか?
もともとは同じ言語だったものが、
大陸に人が分散していくにつれて、
ゆっくりと全く違う言語に移り変わっていき、
それぞれの地で現代まで発展してきた。
つまり“派生”である。
例えばドイツ語と英語はどちらも、
インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派に位置する。
ドイツ語→オランダ語→英語の順で派生したらしい。
よって、ドイツ語と英語、そして間に介した
オランダ語の3つには、似ている単語が多数ある。
一方、日本語は日本語族として扱われている。
大元となった言語が見つからないんだそうな。
こういう、自然発生的な存在ってワクワクする。
いろはにほへと、でおなじみの「いろは歌」も
未だに作者がわかっていない。なんだそれは。
ワクワクするではないか。あんなに素晴らしい歌を
作った存在が誰かわからないのは。
もはやヒーローだ。
気になる人は、「いろは歌全文」で調べてみてほしい。
一見なんの意味もなさそうな文字の羅列が、
日本独自の時に対する価値観を詠っている。
冷静に考えてすごいことだと思いやしないか。
50音の「あ」~「ん」までを、ぴったりそのまま
あるだけの文字数で文章に書き換えてしまう。

これだけで意味のある文章になる。
これが、日本語の素晴らしいところだ。
古文にしよう
話が脱線した。では、本日のnoteで
絶対にやりたかったことを紹介しよう。それは、
自動古文生成に「エモい」と入れたらどうなるのか?
である。
エモい、なんて平安時代のまろ眉たちは
絶対に使っていなかったはずだ。
勿論、emotionalの意味もわからない。
つまり推測なんてできない。さあ、どう出る。

(ちなみに使用させていただいたのはこちらです↓
https://catincat.jp/javascript/kogo3.html)

嬢い!????
聞いたことのない響きである。なんだこれは?
調べてみても何も出てこない。
…まずい、意味のない時間を過ごした。
これでは釣りと言われても仕方がない。
どうしようもないので、意訳します。
「こはいとをかしからずや」(ばかエモいやんこれ)
くだらない。本当にくだらない。
くだらないけどわたしはこういうのが好きなので
どうか許してほしい。皆様の貴重なお時間を
奪ってしまったのは重々承知の上である。
文字書きとして最悪だ。
今日は自己嫌悪に陥りながら寝るだろう。
5年後くらいに笑い話にしようと思う。
「エモい」を多用しているみなさん、
これからは「いとをかしからずや」と言え。
ご愛読ありがとうございました。
次回作にご期待ください。(やめない)
それではおやすみなさい。いい夢を。
