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hidemaro2005
嫌われてナンボと割り切るしか
十二月を目前に、職場へ応援に来ていた管理職とお別れの日になり、長く続いた緊張状態が解けるのだろうと感じている。
管理職が怒鳴るのは、彼女の中に不安と苛立ちがあるのだろうと想像できたから、気持ちが分かる分、わたしは矢面に立って強く非難する気になれなかった。
わたしは過去、管理職に就き、良い上司ではなかった。心底、愛想尽かした部下を蹴飛ばしたことすらあった。
部下の日頃の行いと、何があっても絶対に言ってはならない失言へ、堪忍袋の緒が切れた形だったが、とても正当化できるものじゃない。
そんな薄暗い経験を経ていたので、うちに来た管理職へは距離を保ちながら過ごしていた。
そのうち怒鳴られなくなり、軽口をきいてくれるようになった管理職は、
「次の応援先が決まったんだけど、私は歓迎されてない。多勢に無勢で無視されんねん」
「そうなんですね」と気が利く返事はできず、管理職は嫌われてナンボですよ、と心の中で思ってみたりした。
