「がんばれ」を焼くということ。〜お客様への「合格祈願」が、自分事になって気づいた話〜
昨日インスタグラムで、懐かしい「合格祈願の絵馬クッキー」の写真をアップしました。
たくさんのいいねやリアクション、本当にありがとうございます。
この絵馬クッキー、今年焼けなかったことはとっても残念でした。
(写真はアルバムから引っ張り出してきた、過去の私の作品です☺️)
Ho'olaulimaを始めた頃から、受験シーズンになると
「食べるお守りになればいいな」
と思って、毎年形を変えながら「合格祈願クッキー」を作り続けてきました。
ある時はお守りの形だったり、ある時は絵馬だったり。
デザインはその時々で少しずつ変化してきましたが、
「誰かの春を応援したい」という気持ちはずっと変わりません。
でも、今年の私はこの過去の「絵馬クッキー」の写真を見返した時、今までとは少し違う感情を抱いていました。
今日はそんな、作り手としての「変化」について書いてみようと思います。
「誰かのため」が「自分のこと」になった冬
これまでももちろん、お客様のオーダーを受けて
「受かりますように」「桜が咲きますように」
と心を込めて作ってきました。
でも、それはあくまで「応援団」としての気持ち。
どこか、自分とは少し離れた場所にある「誰かの素敵な物語」を彩るための作業でした。
けれど今年、娘が受験生になり、私自身が「当事者(受験生の母)」になりました。
模試の結果に一喜一憂したり、
夜遅くまで机に向かう小さな背中を見守ったり、
時にはぶつかって、お互いに泣きたくなったり。
そんな日々を過ごす中で、改めて自分が作ってきた「お守りクッキー」たちと向き合った時、胸がキュッとなりました。
「ああ、これを注文してくれたあのお母さんも、今の私と同じ気持ちだったんだ」と。
言葉にできない想いを、焼き菓子に託して
受験生の親って、実はすごく孤独で、不器用です。
「勉強しなさい」と言えばプレッシャーになるし、
かといって何も言わないのも不安だし。
本当は「大好きだよ」「信じてるよ」とだけ伝えたいのに、焦りや心配が邪魔をして、上手く言葉にできなかったりします。
だからこそのお菓子。
言葉にできない祈りのような想いを、
「甘いもの食べて、ちょっと休憩しなよ」
という何気ない一言と一緒に、このクッキーに託す。
私が当初から作り続けてきたのは、ただの可愛いクッキーじゃなくて、
親から子へ渡す「言葉にならないエール」だったんだな、と今さらながら気づきました。
春を待つすべての同志へ
「神様、どうか努力が報われますように」
今年はお店をお休みしているので、皆様に直接「お守り」をお届けすることはできませんが、心の中では今まで以上に強く、そう願っています。
Ho'olaulimaは、3月から新しい体制でのリスタートを切ります。
私がやりたいことの根っこは、きっと変わりません。
誰かの「大切に想う気持ち」を、お菓子という形に変えて、そっと背中を押すこと。
春からはまた新しいデザインで、そんな「想い」をお届けできたらいいなと思っています。
全国の受験生ママさん、パパさん。
長い戦いも、あともう少しですね。
私たちの春は、もうすぐそこまで来ています。
美味しいお茶でも飲んで、深呼吸して。
一緒に「満開の桜」を待ちましょう🌸
Ho'olaulima
